【旅ブログ】カンボジア|Shiori

【旅ブログ】カンボジア|Shiori 旅の動機   最初は世界一周するつもりだったが、一つの国の一都市だけを見て、その国を知ったような気持ちになりたく無かったから。せっかく行くのであれば、しっかりとその国を見てみたい。その気持ちから、浅く世界一周するよりも、深くアジアの国を周りたいと思い、アジア集中の旅の仕方へ変更。1カ国で3箇所回ったり、主要都市は全部回ったりした。 遺跡群の中 Episode.1 アジア最悪のルートとアンコールワット 私の価値観が変わったと感じる国があって、そこについてお話しようかと思います。  おすすめの旅行先を教えて欲しいという理由から「もう一度行きたい国はどこですか?」という質問はよく聞かれるんですが、楽しかった、面白かった、という観点ではない部分で言うと、想像とは違って行ってよかったと思ったのがカンボジアなんですよね。  カンボジアは大学生のNPO・NGO団体のボランティア活動で行く国としてよく名前を聞きますが、最初は「貧困」っていうイメージがあって。 カンボジアの首都とアンコールワットに行きたかったので、シェムリアップとプノンペンに行くことにしました。 まずアンコールワットのあるシェムリアップから行ったんですが、タイから陸路でバスに乗って行きました。   ーー陸路で行ったんですね! そうです、アジアの中だと、タイからカンボジアにいく国境って最悪のルートって言われているんです。詐欺とか、犯罪が横行しているルートなんですよね。 陸路で国境を渡る時にビザを取るんですけど、ちゃんと仲介業者を選ばないと騙されて違う部屋に連れて行かれて、「ここを通りたかったら全額だせ」とか「今持ってる有り金だせ」って言われることがあって。   ーー怖いですね。 友人のなかにはそのような被害に遭ったっていう子がいたんですけど、私は特にそういう目には合わず、そのまま無事に陸路でカンボジアに入国しシェムリアップにいって、アンコールワットに行くことができました。   ーー陸路でカンボジアに入った時の印象はどうでしたか? タイからカンボジアに入った瞬間の、荒廃具合がすごくて。 「現代なの?」っていうくらい、道路はもう全然舗装されていないから土埃がすごいし。 通って行くときに、タイを朝ぐらいに出て、シェムリアップには夕方くらいに着く予定だったんですけど、夕方になるにつれてだんだん暗くなって行くんですよね。もちろん外灯とかもないし、建物に電気が通ってないところが多いので、家がバーっと並んではいるんですけど、もうどんどんどんどん暗くなっていくんです。  人が住んでいる形跡はあるから廃墟ではないんですけど、なんかこういう生活をしている人がまだこの現代にいるんだって思って。テレビとかでみて想像はできていたけど、実際に生で見ると衝撃でした。 そのままシェムリアップの市街に入っていきましたけど、シェムリアップの市内も、ほんとに数キロ圏内だけが栄えているんですよ。一歩、そのエリアから出るとすごい貧困地域で。 アンコールワットって華々しい印象があるからその落差に衝撃でした。   ーー確かにアンコールワットだけが切り取られがちなので、その豪華なイメージが先行してしまっているかもしれません。 でもアンコールワットから見た日の出はすごく神秘的で綺麗で、これは本当に見ておいて良かったなと思いました。...

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【旅ブログ】ジョージア|Ayanee

【旅ブログ】ジョージア|Ayanee   旅の動機   急に取れた11日間の休暇。「行ったことのない国でクラフトビールを飲む旅をしたい!」とGoogle検索したら「アジア地図」のすみっこに「ジョージア」発見。知らない国だったため興味をそそられて「旅しよう」と決意! Episode.1 ノープランだからこそ旅の楽しみが広がる   ーーついに「アルメニアの旅」から目的地ジョージアへ出発ですね!    A:はい!小型の乗合いバンに6時間ほど揺られて、ジョージアの首都トビリシに到着しました。   ーーでも・・・Googleで検索したらたまたま目に入ったジョージアに行くって。旅先を探す時点から、本当にノープランなんですね(笑)    A:確かにそうですね(笑)。そもそも「11日間の休みがとれた!行ったことない国に旅したい!」って思ったのがきっかけだったので・・・ 「そこまで長い期間でもないし、行くなら近いアジアかな。でも、行ってないアジアの国ってどこだろう?」 と思って「アジア 地図」とGoogle検索したのでした。 そしたら、地図のすみっこに『ジョージア』って文字が見えたんです。 実はそれまで、その国の存在すら知らなくて・・・ 「え?ジョージアってアジアなの?ヨーロッパ系みたいな名前じゃない?!」という印象から、気になって調べ始めました。 そしたらアルメニア、アゼルバイジャン、ジョージアの3カ国で”コーカサス3国”と呼ばれてるんだ!と判りまして。アゼルバイジャン人の良い人に何人も出会ったことがあり、良いイメージを持ちました。    そしてクラフトビールが大好きな私・・・「ジョージアにもクラフトビールはあるの?」と探ってみたんです。     ーーさすがですね (笑)。クラフトビールは実際あったんですか?    A:はい、ありました!「こんな小さな国でもクラフトビールがあるんだ!!」と感動して、次の瞬間にはチケットの手配を進めていました(笑)    ただ、貯まっていたマイルで往復航空券を買いたかったのですが、マイル数が足りなくて。...

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【旅ブログ】アルメニア|Ayanee

【旅ブログ】アルメニア|Ayanee   旅の動機   突然、11日間の休暇が取れたので「近場で行ったことのない国に旅してみたい。まずはジョージアに行って、ついでに隣の国も旅しよう。アルメニアにも行ったことがないから訪ねてみよう!!」ということでリュック1コでふらりと出かけた旅でした。 Episode.1 信じる?信じない?   A: はじめまして!クラフトビール大好きな旅人ビアチューバー(ビールのYouTuber)あやねえです。 ーーこちらもクラフトビール用意してます(笑)  A:おぉ~旅の話をしながらのビールは最高ですね!乾杯しましょう!  ーー(Zoomの画面越しに)乾杯!まずは・・・アルメニアの旅でトラブルはなかったんですか? A:ええと・・・ありましたね。実は私、かなりの方向音痴なんです。 アルメニアに到着後、早速道に迷ってホテルの場所がわからなくなりました。日本から持ってきた携帯電話の電波もうまく繋がらず、途方に暮れて、ホテルがあるはずの場所辺りを3周位まわり続けていたら…道端に停車していた車の窓がすーっと開いたんです。 車に乗っていたのは、その近所に住んでいた現地のおじさんでした。 「どうしたの?」と聞いてくれたので、すがる思いで「ここに行きたいんです」とホテルの住所を見せると「え?すぐ近くだよ、その道を歩いていけば着くはずだけど?」と教えてもらい、その通り歩いたんですが・・・そのまま4周目に突入してしまいました(笑) で。道を教えたにもかかわらず、まだ迷って困り果てていた私を見かねたおじさんは「ホテルの電話番号貸して!」と自分の携帯で電話でしてくれ、場所を確認してくれまして。 「ほら乗って!車で1分もかからないから、送ってあげるよ!」と言ってくれて・・・そのまま送ってもらい、無事に宿に到着しました…ほんとに1分位でした(笑)  あっもちろん、海外でいきなり「送るよ」と言ってくる人全てを信じてしまうのは良くないし、危ないことだと思います。また旅先だけでなく、実は日常生活でも、自分のアンテナをしっかり持って、そのうえでいろんな判断をしたり人を信じることが大切だったりしますよね?   あの時は「自分の近所を歩き回っている私を見かねた」に違いない、おじさんの優しさを素直に信じることができました。「困った旅人を助けたい」という、心からの申し出だって判ったです。 ーーどうしても困ってる時って、助けてくれる人が現れることが多い気がしますね。 A:本当にそうですね・・・あの時、おじさんが声をかけてくれなかったら、私は永遠にホテルに辿り着けなかったかもしれない(笑)本当に本当に感謝しています! Episode.2 「好き」を発信すると楽しさは倍増 ーービールがお好きということですが、どこかビールが飲める場所にも行きましたか? A:まず最初に、アルメニアの首都エレバンにある人気のクラフトビールパブに行きました。そこは、飛行機で隣に座った女性が「へぇ~ビールの旅をしてるのね?!じゃココに行くと良いわよ!」って教えてくれた場所。 お店に着くと、カウンター席が1つだけ開いていたのでそこに座って飲んでいるうち、隣の人たちとも自然に仲良くなりました。その人たちは、お店のスタッフさん、ロシア人の方(元従業員)だったんです・・・そんなこともあり、2人がお店のビールについて詳しく教えてくれました。 「エレバンの他のパブでも、この店のオリジナルビールを置いている店が多いんだ。いろんな店を楽しんで来なよ」って言ってくれ・・・その言葉通り、いろ~んなパブ巡りしました。 ーー「自分の『好き』を周りに発信することで、新しい人や新しいお店と出会える」ってありますよね。そのビールパブも、機内で隣の方に話しかけた結果、出会えた場所ということですもんね。 A:そうなんです・・・あれ?お姉さんが話しかけてくれたのかな?どちらにしても、そういうチャンスはモノにした方がと旅では楽しめますよね(笑)...

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【旅ブログ】グアテマラ|Ayumi

【旅ブログ】グアテマラ|Ayumi 2021.04  旅の動機    元々スペイン語の勉強を少しづつしていて、グアテマラ·アンティグアがスペイン語のプライベートレッスンが格安で受講できるという情報を見つけ、グアテマラに2か月行くことに決めました。レッスンの傍ら、グアテマラ津々浦々探索しました。 Episode.1 人間も自然の一部   ーーグアテマラには火山があるそうですね。 Ayumi:はい、グアテマラには有名な観光名所の一つとしてアカテナンゴ山があります。頂上からのフエゴ火山噴火を見るために、2日間に分けて、およそ10カ国から集まったツアー客と共に、出発地点から頂上まで9時間のハイキングに挑みました。 ーー10ヶ国もの国々から集まっていたんですか?それは面白い出会いがありそうですね! Ayumi:ツアー参加者のバックグラウンドは本当に様々で、登山中も話に花が咲きました。 コロナの閉塞感の上に息が詰まる弁護士の仕事でプライベートがなくなり、自分のバランスを取り戻すために、南米に飛んできたスウェーデンの女性。コロナで勤める飲食店が長い間閉鎖になり、自粛期間中に自身の情熱であるヨガの先生になる夢を志し、講師養成のトレーニングに来たフランスの女性。大学で教鞭をとる傍ら、コロナ自粛期間中自身が趣味で作ってきたインスタグラムの料理アカウントが評判になり、それが地元グアテマラシティのテレビ局のプロデューサーの目に留まり、ニュース番組で料理コーナーを持つことになったパナマ人の男性など。 みんなコロナの中、悲観にくれるのではなく、自分の人生を自分で切り開いていこうとする力強さに心を打たれました。 ーーそういう方達って一緒にいるだけでパワーをもらえますよね! Ayumi:さらに、登頂後に見た火山の噴火も壮大で本当に美しくかったんです。夜の噴火の様子は、まるで赤い宝石が空に散りばめられたかのようでした。それと共に聞こえる轟音、感じる地鳴りも合わさって、全身で「私達は地球に生かされている」と感じさせられました。どう足掻いてもコントロールできない大自然に私達はただその流れに従うしかないのだなと改めて思わされました。 ーーよくある言葉かもしれませんが、自然の大きさが時に私たちが抱えている悩みの小ささに気づかせてくれて、気持ちが楽になることってありますよね。 Ayumi:はい。私もその光景を見ながらふと自分の日常生活のことを想いました。仕事、家族、恋人···日常抱える問題の8割方が人間関係の問題であり、これらに対して生じる、焦燥感、いらだち等の感情は「コントロールしたいのに、なぜできない」という心情から生まれるものだと。 他人の心など自然と同じくらいコントロール不可能なのに、なぜ私達はコントロールしようとし、自ら生み出した葛藤に苛まれているのだろう?と。雲の動き、風の音、葉の色の移り変わりなどがコントロール不可能なように、人間の動き、言動、気持ちの移り変わりも同レベルでコントロール不可能で、自然を見る時と同じようなフラットな気持ちで、これらを見るべきなのだと思いました。 そして他人の一挙一動が自分に影響を及ぼしそうになった時は、雨が降ったら傘をさすイメージで、自分をガードし雨が止むのを待ったらいい。「人間も自然の一部」なのだと気持ちを整理することができました。    Episode.2 セマナサンタ祭で見つけた光   ーー旅中にお祭りがあったのはラッキーでしたね! Ayumi:グアテマラにはセマナサンタという祭典が3月下旬にあります。これはキリストの生誕祭で、この祭典の目玉の一つが日本語で”絨毯”を意味する”アルフォンブラ”です。 これはただの絨毯ではなく、色とりどりの木屑や花、パンなどで一から作られます。高い技術が必要とされるのですが、それぞれ一般家庭によって作られているらしいです。 この技術は各家庭で代々子供たちに継承されているらしいのですが、グアテマラの人々は「子どもたちは国の未来を創る光」だと言います。それはスペイン語の「出産する」を意味する「Dar a luz...

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【旅ブログ】モルドバ|Takae

【旅ブログ】モルドバ|Takae  旅の動機   モルドバの「旧オルヘイの洞窟修道院」に行ってみたかったから。 Episode.1 60ドルのプライベートツアー   ーーモルドバって行ったことある人少ないかもしれないですね。 Takae:はい、あまり情報もありませんでした。とりあえず、行ってみようということで、現地には着いたものの、バスの乗り方もよくわかりませんでした。今回の旅の目的である洞窟修道院に行くために、現地ツアーが催行されていないかを街に出て調べ始めました。日本人に限らず、そもそも観光客自体が少ないモルドバには外国人向けのツアーが全くありませんでした。 ーーまだ、観光地化されてなかったんですね。 Takae:はい。それでも現地の旅行代理店を何件か訪ね歩いていると、あるお店で”プライベートツアーを作ってあげてもいいよ”と言われました。金額を尋ねると日帰りで120USドル。当時、ヨーロッパでも二番目に貧しいと言われていたモルドバではなかなかの金額でした。 ーー外国人プライスですね。 Takae:さすがに高いかなと悩んでいたのですが、お店のスタッフが”うちの会社のスタッフが、国内ツアーのパンフレットを作成したいので、写真が必要なのでそのもしスタッフを同行させてOKなら、更に半額にするよ”と提案してきました。私としてはただ同行する人が増えるだけで半額の60ドルになるならお得だと思いすぐに承諾し、翌日朝からプライベートツアーに申し込みました。 ーー確かにそれはラッキーですね! Takae:さらについていたのですが、宿泊していたユースホステルに戻り、リビングにいたアイルランド人の青年に修道院に行くことを話すと、60ドルの半分を負担するから参加させてくれと頼んできました。私はもちろんOKと伝え、結局元々120ドルだったツアー代を30ドルまで下げることができたんです! ーーなんかドラクエみたいでいいですね笑! Takae:ツアー当日は、迎えに来た車に私とアイルランド人男性と旅行代理店のスタッフ(モルドバ人女性)3人が乗りこみ洞窟修道院い向かいました。修道院はもちろん素晴らしかったのですが、そことは別に滝にも連れて行ってもらえたり最高の思い出になりました。一人で旅の最中、現地で知り合った旅人や、現地の方と旅をすることは貴重な出会いでもあり、本当に貴重な旅の経験になると思います。 Episode.2 水道水を飲めるということ   ーー海外だと日本の感覚で水道水飲めないですよね。 Takae:はい、海外旅行に出掛けると、結構日本のように安全に水道水が飲めない地域があります。私がモルドバへ旅に行った頃は、首都キシナウ(キシニョフ)界隈で水道水を飲むことは、かなりリスキーだと知りました。近くの河川に化学物質が流れ込んでおり、その水を使っているとのことでした。真偽のほどは定かではないですが、ミネラルウォーターを飲んだ方が無難だと思い、お店で買うようにしていたんです。 ーー日本ではレストランなんかで飲料水が出てくることは当たり前ですが、海外ではそうでないこともありますよね。 Takae:はい、昼間は町を歩いるときに通りかかった店でミネラルウォーターを簡単に購入できました。しかし、夜中は治安の問題からあまり外に出掛けたくなかったので、常に余分にストックしておかないといけなかったのでちょっと面倒でした。また、ミネラルウォーターの値段が、物価に比べて安いわけでもなかったので水問題を何とかしたいとずっと思っていたんです。そんな時、たまたま通りすがった店の棚に通常の半額くらいのミネラルウォーターのボトルが並んでいることに気がつきました。 ーー半額はちょっと怪しいですね笑。 Takae:何が違うんだろう?と思ってルーマニア語(モルドバの言葉)で書かれているボトルのラベルを見ていたんですが、知らない単語だらけで読める気がせず諦めました。それでも安かったので、ひとまずその水を購入して、泊まっていたホステルに戻り、宿の共有スペースに座っていると、そのボトルを見た宿泊者の外国人が一言、”水道水、買ったんだね”。最初は想像もしていなかったので、何を言われているにかわからなかったのですが、ラベルにあったTap waterという文字を指さし教えてくれたんです。 ーーあ・・・笑。 Takae:まぁ買うときにTap waterその文字に気づいていたとしても当時はtap...

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【旅ブログ】ブラジル|Momo

【旅ブログ】ブラジル|Momo 2010.10 旅の動機   【サンパウロ→アマゾン→フロリアノポリスへの旅 】 当時ブラジルで青年海外協力隊として働いている知り合いがいたから。ずっと前に父親の仕事の関係で知り合った方がブラジルにいることもあり、人生初のブラジル&女バックパッカー1人旅を決意。 Episode.1 人生初のターザン   ーーアマゾンへの旅で印象に残っている出来事を教えてください! Momo:はい、アマゾンは高校の地理の授業で熱帯雨林について学んでから、ずっと「いつか行ってみたい!」と思っていたんです。アマゾンでは今からお話しようと思っているジャングル体験以外に、釣り体験をしたり、朝日を楽しんだり、現地のマーケットを巡ったり天然のマンゴーを味わったりと、アマゾンにいるからこその体験をすることができました。 ーーまさに自然の恩恵を受けた体験ですね。ジャングルでの経験について詳しく聞かせてください。 Momo:ただひたすらジャングルの中を歩いて行ったんです。道中では、ゴムの木から樹液が流れ出るところを見たり、かわいいお花に遭遇したり、天然の木の実やキノコを見たりすることができました!手のひらくらいの大きさのクワガタも発見しました。 ーーそんなに大きなクワガタがいるんですね。 Momo:そうなんです。人生であんなに大きなクワガタを見るのは初めてだったので、とても印象に残っています。他には、途中で現地のおじいちゃんが竹を切り始めたので何事かと思って尋ねてみたら、ジャングルに生えている木で掃除用のホウキを作ろうとしていたんです!なんだか面白いな〜と思いましたね。「掃除の時に便利なんだよ〜」と笑顔で語るおじいちゃんが印象的でした。 ーー道中いろんな出会いがあってとても楽しそうですね! Momo:はい、そして最後には、ジャングルの中に小さな小屋と天然ロープを発見しました。なんだか見たことあるなと思ったら、テレビアニメで見たターザンでした!ワクワクそわそわしながら体験してみると、すごく気持ちよくて。最高の思い出になりました! ーーとても楽しそうですね。いつか行ってみたいです! Momo:アマゾンには宿泊宿もあるんです。滝も絶景ですし、本当にオススメの旅先です。 Episode.2 ミュージアムの空きスペース   ーーブラジルといえばサッカーという印象がありますが、サッカー関係の観光名所などには行かれたんですか? Momo:はい、サンパウロのサッカーミュージアムに行きました。生まれも育ちも広島市内の私は、サッカーより野球が好きだったんです。なのでサッカーに関してはワールドカップの情報をニュースで見るくらいだったのですが、サンパウロに訪れた際、現地の知人にぜひ!と言われていたので行ってみました。当日はスタジアムの前で待っている人が大勢いて、雰囲気的にブラジル国内から団体でやってきた観光客だったと思います。朝からその場でサッカーのリフティングの練習をするくらいに元気でした。 ーーサッカー熱が伝わってきますね笑。 Momo:ミュージアムに入場してみると、早速サッカーのグラウンドが見えます。限定版のサッカーボールを見たり、ミュージアム内の壁一面にサッカーに関する掲示があったり。とにかくサッカー尽くしでした! ーーサッカー好きにはたまらないかもしれませんね。ミュージアムで特に印象に残っていることってありますか? Momo:はい、あります!「これからももっといろんな人が活躍してサッカーの歴史を残していくと思うから、その人たちの歴史を紹介するためにこの空間をあけてるんです。」 という、ミュージアムで現地のガイドさんが語ってくれた一言です。 ーー素敵な考え方ですね。...

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【旅ブログ】モロッコ|watada

【旅ブログ】モロッコ|watada 2014.07 旅の動機   ヨーロッパをバックパックで横断していた際に、スペインのマラガという街のカフェで、次どこ行こうかなーと、地球の歩き方を見ていたら、横に座っていたスペイン人の男の子が、「スペインの南端からアフリカのモロッコに船が出てるよ」と教えてくれました。すぐさま南端のアルヘシラスにバスで向かい、迷いながら船のチケットをゲットしモロッコへ向かうことに。 Episode.1 心奪われる青い街・シャウエン   ーーモロッコの第一印象はいかがでしたか? watada:まず、入国の時からたくさんの初体験がありました!船での入国はモロッコが初めてだったのですが、船の中でパスポートに入国スタンプを押してもらっただけで、「おー!」って感動しました笑。その入国スタンプなのですが、それまでいたスペインの入国スタンプの後に押してくれるのかなと思っていたのですが、なぜかパスポートの最後のページから押されたんです。「え、なんで??」と思っていると、隣にいたモロッコ人が、「モロッコは、字を右から左に書いていくんだよ。だから、スタンプを押すときも、右からスタートなんだよ。」と、教えてくれて、ここでもまた、へーっ!と驚きました笑。 ーー入国から感動だらけですね!笑 watada:結構なんでも感動しちゃいます笑。無事モロッコに着いた私は、少しの間タンジェという街で楽しんでいたのですが、そこで出会った現地の女の子が、「全部青の街があるよ」と教えてくれたので、バスですぐにその街に向かうことにしました。全部青の街と聞いた時からずっとワクワクしていたのですが、実際に着いてみると、言葉通り、家も、街も、道も全て青!感動しながら歩いていると、ちょうど家から出てきた男性が「何してんの?」と、声をかけてきてくれたので、「全部青なんだねー!」と言うと、「家の中も青だよ。おいで!」と招待してくれました。せっかくなのでと家の中も見せてもらうと家のなかも全部青だったんです!もう、すごい! 街の人皆の青い街を維持したいという想いが、心まで伝わりましたね! ーー現地の方の家の中まで見れるなんて貴重な体験でしたね! watada:親切なその方には、ご飯までごちそうになりました。街も人も本当に素敵な忘れられない場所となりました。また、山の頂上から見る、夜の青の世界は各家からのライトが、重なり合い、とても美しく絶景です!実際に行ってたくさんの人に見て欲しいです! Episode.2 自分の心と体を近づける   ーー旅の時は結構話しかけられるんですか? watada:そうですね!私は現地の民族衣装を着て旅をすることが多いので、結構話しかけてもらえます!おすすめですよ!例えて言うなら、外国人が着物で日本を観光してる感じですかね笑。モロッコの民族衣装は、ジュラバという衣装なんですが、現地の市場に行くとびっくりするくらい安く買えました! ーーいくらくらいですか? watada:日本円で300円前後です。もちろんピンキリありますが、観光地でなくローカルの市場で探すと安く手に入れられると思います!安く手に入れたジュラバを着て街を歩いていると、多くの人に「かわいいね!」と声をかけられました。やっぱり、現地の人からすると自分たちの文化を受け入れてくれていることが嬉しいんだと思います。私も、日本で着物をきている外国の方を見るとなんか親近感が湧いて話しかけたくなっちゃいますもん!笑 ーー本当にそうですよね!民族衣装を着るのは現地の人と繋がるいいきっかけになりますね。 watada:私も服装から現地の人に近づいて、話すことでさらに心も近づける。そうすることで、その国のことをもっと知ることが出来るんです。世界中の絶景を見るのも素敵だと思うけど、私は現地の人を心から知ることで旅を楽しみたいと思っています! ーーいろんな人との出会ってそうですね! watada: はい!一番印象に残っているのがサハラ砂漠を、ジュラバを着て、ラクダに乗って旅をしたことです。たまたま現地で知り合ったモロッコ人の方にサハラ砂漠に行きたい事を話すとシャモリエ(ラクダ引き)のハミッド君を紹介してくれました。ハミッド君プロデュースの個人ツアーです笑。50度を超える暑さと、サソリの多さにビクビクしながら、サハラ砂漠での生活を楽しみました!夜、彼と一緒に、雄大な砂漠に寝転がって見あげた星空は、今まで見たこともないくらい綺麗な夜空で本当に感動しました! ーー羨ましい!食事はどうされたんですか? watada: 砂漠では水が乏しいので、野菜から出る 水分...

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【旅ブログ】スペイン|Kei

【旅ブログ】スペイン|Kei 2016.05 旅の動機   台湾で20年近く専業主婦として暮らしていましたが、ある日突然配偶者が亡くなり人生をもう一度日本に戻ってやり直すことに決めました。が、長い間動きのない引きこもり生活を送っていたので、その前に何か”勢いあること”、思い切って前に進める何かが欲しいと思いました。 それが私にとっては旅でした。若い頃一番自分らしくイキイキと輝ける場が一人旅だったからです。その頃の感覚を取り戻せばまた新たな人生を始められる気がしました。それには単なる旅ではなく1か月かけて900キロを歩くというハードル高めの旅がいいと思いカミーノ巡礼旅に行くことを決意しました。 Episode.1 初日からいきなり宿無し?   ーー巡礼の旅はどこからスタートだったんですか? Kei:私はフランスとの国境を越えたロンシェス・バージェスというところからスタートしました。4月末、マドリードは暖かかったのに夕方、始まりの巡礼宿に到着した時には雪が舞っていました。しかも、数百人が泊まれると言う近代的で設備が整っているという噂の宿は到着時すでに満杯!! ーー巡礼に参加される方ってそんなにいるんですね! Kei:そうなんです!その宿はスタート地点から最も近い場所にあり、初日はみんな同じようなペースで歩くため、到着のタイミングが重なるらしいんです。それで、あっち、あっちと促されたのは部屋どころか建物の外・・・えっ????と言う感じでした笑。 ーー雪降ってるんですもんね。 Kei:そんな私を含め、部屋がない人達が行けと言われたのは建物から外れた森の中でした。えっ??と一瞬目を疑いましたが森の空き地にコンテナを改造して、そこに古いパイプで作った2段ベッドが4つ設置されているというなんとも残念な部屋でした笑。トイレはあるにはあったのですが、別コンテナの中においてある感じのものでした。コンテナ部屋は人が出入りする度に寒気が入り込んできて、することと言えば寝るしかありませんでした。トイレに行くにもみぞれ交じりの中を歩くことになるのでトイレにも行きたくない。夕食は手元にあったお菓子で済ませ早々に寝袋に入りました。 ーーなかなかのスタートを切れましたね笑。 Kei:翌朝も引き続き天候が悪く、巡礼初日に道に迷ったら困るなと思い同室だった人が出発するタイミングで「途中まで一緒に行ってもいいですか?」と声を掛けました。まさかこの時の一言が巡礼旅の成り行きを大きく変えると、その時は全く予想していませんでしたが。 Episode.2 スピリチュアルな出会い   ーー2日目以降はどうでしたか? Kei:歩きながら知ったのですが、カミーノ巡礼を目指す人の動機は本当にいろいろあります。 若い人は自分探しの旅かもしれませんが、私のような年齢になると人生皆それぞれ歩んできて見えない世界に関心のある人も少なからずいます。 私がコンテナで出会い、その後全行程を一緒に旅することになったスペイン人の2人がいるのですが、一人はアナと言い当時53歳で、テリエンテ県でペンションを経営している女性でした。イギリス人の御主人を病気で失くし、その後巡礼旅を経験して3回目の挑戦と言っていました。 もう一人のロサはその彼女と同じ年頃でアーティストをしていて、誕生日祝いとしてアナから、この巡礼旅をプレゼントされたから来たとのことでした。二人は性格が全く正反対で、その中に異質の私が加わって珍道中となったのですが、不思議なことに出会ってから間もないのに大変親しみが沸き、まるでずっと前から知っていたかのような感覚になるほどでした。前世でご縁があったのかもしれません。 ーーそれはコンテナがもたらした、一人旅だからこそ生まれた素敵な出会いですね! Kei:彼女たちのおかげで巡礼が素敵な思い出になったので、本当にその通りです! ーー巡礼ではどのような場所を歩くのですか? Kei:巡礼も行程約半分を過ぎた頃に立ち寄った村は今も印象に残っています。そのローマ時代から続く村の一角には”心の病院”という、とても神秘的な品々が展示されている空間があり、驚いたことに般若心経の写経まで置いてありました。この建物から出てくる人は皆涙しているくらいで、人間の生き方、真理に関する言葉が並んでいる素敵な場所です。人の心が浄化される何かがあるのでしょう。 アナはインドに何度も通ったことがある精神世界に興味のある人で、一方ロサは植物や自然のことに大変詳しく、見えない世界を分かってからお互い言葉は通じなくてもジェスチャーを交えたら般若心経の世界観までわかってくれるくらいで、価値観が似ていました。だから一緒にいて気が楽だったと思います。...

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【旅ブログ】メキシコ|Mosaico

【旅ブログ】メキシコ|Mozaico 2019.07 旅の動機   メキシコへ木彫りの民芸品のアレブリヘスを探しに行くため Episode.1 カリブ海の海藻ビーチ   ーーカリブ海ってブルーの美しいイメージですね Mozaico:私もテレビや写真で見たことのある美しいビーチを想像していたのですが、実際は違いました。ビーチは一面海藻に覆われていて、見渡す限りグレーや茶色のビーチだったんです。とても衝撃的でした。 ーーえ、そうなんですか?季節的なものなんですか? Mozaico:地球温暖化や地球規模の気候変動の影響により、海の生態バランスが崩れたことが原因で、海藻が大量発生しているらしいです。メキシコ周辺のカリブ海沿岸諸国ではどこでもこの問題が起こっているみたいです。カンクンの大型高級ホテルのプライベートビーチなどはホテルスタッフが一生懸命海藻を取り除いて、ビーチをきれいにしているため、日本にいたときに見ていた綺麗な海とビーチを堪能できます。 ただ、カンクンから離れたトゥルムという街に行ったのですが、そこは個人経営の小規模な宿ばかりで、目の前のビーチを美しく保つための人員がいないため、近くの海はどこも目を瞑りたくなるほど汚かったです。トゥルムは、リビエラマヤと呼ばれるメキシコを代表するリゾート地で、ビーチ沿いのマヤの遺跡が特に有名なのですが、海藻被害のため、観光客が激減し、ホテルも従業員を雇えず、ビーチには海藻がどんどん溜まっていくという悪循環に陥っていました。 ーーなるほど、あの美しい光景は人の手によるものだったのですね。実際に行ってみたいとわからないですね。 Mozaico:私が訪問した2019年は、海藻被害が一番ひどかったようですが、最近はひと段落したようです。ただ、環境は常に変化するので今後どうなるかはわかりません。 テレビ等でカリブ海が映る時も、海藻の現状が気になってしまいます。地球の気候変動や温暖化はその街に住む人たちが引き起こしたわけでなく、世界中の人たちが関わっているのだから、こんな現実もある事を、多くの人に知って欲しいなと思いました。でも、それは実際に現地に行き、砂浜に打ち上げられた海藻を見て、発せられる悪臭を嗅いで、辺りを飛ぶハエを鬱陶しく思って初めてわかることなのかなとも思いました。 Episode.2 ガイドブックにはない最高の場所   ーーメキシコではどのような場所を旅されたんですか? Mozaico;特に印象に残っているのは、バカラルという場所です。旅人に勧められて知った地で、自分だけでは決して見つけることのできなかったであろう穴場的スポットを見つけることができました。 ーーそんな瞬間ってすごく嬉しいですよね!どんな場所だったんですか? Mozaico:7色のラグーンです! ーーラグーンって何ですか?? Mozaico:淡水の潟で、泳げる湖です。海藻被害のひどいカリブ海の海岸とは対照的に、こちらはとても美しい光景でした。そこはガイドブックにも載っていない場所で、そんな場所を見つけられただけでも嬉しかったのですが、その水に浸かると言葉にできないくらいの心地よさで、本当にここは天国なのかと思うほどでした笑。 他にもセノーテという天然の泉みたいなところがあるのですが、とても大きくてそこでも泳ぐこともできました。このバカラルのセノーテ近辺には、酸素を生み出す、古代からの石が今も生きていて、美しい自然環境を守るために自然のもの以外を水に入れることが許されていないんです。そうやって、目の前の利益などだけを考えることなく、美しい地球を守っていこうとする地元の人たちの思いには感動しました。   Episode.3 何百年も続く呪術教会  ...

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【旅ブログ】中国|ラマ・ジーのf

【旅ブログ】中国|ラマ・ジーのf 旅の動機   子どもができる前に世界中を旅したかったからです。特に中国はNHKが撮影した「シルクロード」に影響され敦煌など仏跡めぐりをしたかった… Episode.1 ホテルトラブル(西安)   ーー昭和時代の中国って、今とは全く違う街並みですよね。 f:はい、西安は人口400万人もいるにもかかわらず駅前などは全然整備されておらず、とてもごちゃごちゃしておりました。とりあえず、ホテルに向かうためにタクシーに乗り込んだのですが、料金を聞くと大した距離でもないので15元と言われたので、すぐに車を降りバスを探すことにしました。 ーーその当時、外国人に対しては言い値が当たり前だったんでしょうね。人民元レートも当時は1元=約64円と高かったんですね!(2021年時点1元=約16円) f:日本に比べれば、15元って高いわけではないですが、明らかに私たちを騙そうとしていたことが許せませんでした。タクシーを降りてバスを探そうとしたのですが、なかなか見つからずどうしようか悩んでいると、自転車の後ろにリアカーをつけたおじさんが近づいてきて、5元でホテルまで連れいくと言ってきました。それを4元に負けさせ乗ることにしました。 ーーリアカーって人が乗ってもいいんですね笑。 f:当時は大丈夫みたいでしたね。もともと載せていた荷物が重かったみたいで、結構大変そうだったのですが、なんとかホテルまで連れて行ってもらいました。ホテルには日本語を話すスタッフの方がいたのですが、私と夫の2人で52元ととても高く、預けたパスポートを従業員のスタッフたちが面白がって見ていたことに怒りがこみ上げてきて、パスポートをひったくるように取ってホテルを後にしました。しかし、その後もなかなか良いホテルが見つからず、お腹もペコペコになり、結局夜中11時ごろにやっと滞在先を決めることができました。 ーー初日から大変でしたね。やっと休めたわけですね? f:ただそのホテルも建設途中で、セメントが乾いていないところがあったり、夜なのに作業音が響いていたり、お湯も出ないし、日本語や英語も通じないホテルだったので、正直あまり休めませんでした。挙げ句の果てには、やっと眠りについたのに、トイレからの物音で目が覚め、見ると従業員がせっせと水をタオルで拭き取っていました。工事中だったため水漏れしたみたいでした。本当に大変な1日になりましたが、今思えばいい笑い話です笑。 Episode.2 列車での出会い(ウルムチ)   ーー中国では素敵な出会いなどもありましたか。 f:ウルムチという場所に列車に乗って向かった時だったのですが、隣に座った中国人医師の方がとても親切にしてくれました。それまで、明らかに3人がけの席に2人で座っているのに、声をかけても席を空けてくれなかったりと少し冷たい態度を取られていたため、その医師の方の親切はとても嬉しかったです。 ーー必ず親切にしてくれる人と出会いますよね! f:その方は、私たちがまだ夕飯を食べてないことを知ると、インスタントラーメンやパンを食べさせてくれたり、風邪薬をわんさかくれたりととても気を使ってくれました。その後、ウルムチについた後もたまたま宿泊先のホテルで再会し、嬉しくなって騒いでしまい、中国人たちの野次馬を作ってしまったことを今でも覚えています笑。 ーー中国人が集まってきてしまうくらい騒いだのは、相当喜ばれたのですね笑。 f:ウルムチの町でも、市場を見て回ったり、人懐っこい現地の女の子とたち写真を撮ったりと、とても楽しかったです。きっと、ウルムチに向かう列車の中で出会ったあの中国人医師の方が、私たちのウルムチでの旅をより楽しいものにしてくれたのだと思います。 ーーわかります!そこで出会った人でその場所に対して抱く印象は大きく変わりますもんね。本当に素敵な出会いでしたね!   Episode.3 中国最大都市でおのぼり気分(上海)   ーー今では大都市の上海も昔は全然違う街だったのでしょうか。...

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【旅ブログ】ブルネイ|Lena

【旅ブログ】ブルネイ|Lena 旅の動機   ブルネイは他の東南アジアと雰囲気が違い気になっていたので、近くの国(マレーシア、シンガポール)に行く事ということもあって行き先に選びました。 Episode.1 最高の異国情緒   ーーブルネイの名前は聞いたことあっても、詳しくは知らない人って結構多いですよね。場所はマレーシアの近くなんですか。 Lena:はい、マレーシアと陸続きの島国なんです。私も元々はよく知りませんでした笑。マレーシアとシンガポールへの旅を予定していて、その時にたまたますぐ近くにブルネイがあることを知り、立ち寄ってみることにしたんです。 ーー実際に行ってみてどんな国でしたか。 Lena:天然ガスなどの資源が豊富なので、国自体がとても潤ってる印象を受けました。医療費や教育費も基本的に全て無料で、所得税もないみたいです。 ーーそうなんですか!外資企業なんかもたくさん入ってきそうですね。 Lena:ただ、国民の所得が高く、ほとんどが車持ちなので、公共の交通機関がほとんど存在していないに近い状態でした。旅人にとっては不便でした。 ーーちょっと調べたら、タクシーも全国に40台しか走ってないみたいですね。 Lena:そういえば、タクシー全然見ませんでした笑。空港にも1台もいないです。 ーー観光地としてはどういったところがあるのでしょうか。 Lena:アザーンというお祈りの時間に流れる呼びかけがあるのですが、それを聞きながら見る夕方のモスクは異国情緒があふれ、とても感動的でした。昼間にみるモスクとは全く違う姿になり、ブルネイに行ったら絶対に見て欲しい光景です。 Episode.2 水上集落≠貧困   ーー水上集落も行かれたんですね。どうでしたか。 Lena:初め、水上で生活している人々は、漁業をしながらのんびりその日暮らしをしている、どちらかといえば経済的に貧しい人々なのかなと想像していました。でも、ブルネイの水上集落は想像していたよりも小綺麗でした。話を聞いてみると、彼らは貧しさから水上での生活を強いられているわけではなく、そこが好きだから自ら選んで住んでいるとのことでした。 ーー自分たちで選んで生きているって、それこそが本当の豊かさのような気がしますね。 Lena:国から住宅を無償で提供されても、それを断り水上に住み続けているらしく、なんだか見ていても幸せそうに思えました。 ーーボートなんかにも乗ったんですか。 Lena:はい、たまたまボート乗り場で知り合ったバングラディッシュ出身の旅人とボートを借りて乗りました。ブルネイには豊かな熱帯雨林が広がっていて、ボートでジャングル探索出来ます。 ーー鼻が天狗みたいに長いことで知られるテングザルが生息しているそうですが、ジャングルで見ましたか?笑 Lena:私は見れなかったです。マングローブの奥地に行かないと遭遇する確率は低いようで、そこまでは行く時間がありませんでした。ブルネイは日本では見ることのできない自然の風景も楽しむことができます。   Episode.3...

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【旅ブログ】アルゼンチン|Sayo

【旅ブログ】アルゼンチン|Sayo 旅の動機   ウユニ塩湖に行くことが憧れだったので、南米へ。でも、せっかく行くなら、周りの他の国も旅してみたいという旅人気質で行くことにしました。 Episode.1 名前も知らない大好きな街   ーー南米のひとり旅はアジアなどに比べると少し勇気が必要ですよね。 Sayo:はい、私はウユニ塩湖をどうしても見てみたくて、そのついでに周辺の国も回ることに決めました。 ーー何か大変なことはありましたか。 Sayo:言葉の壁が大きかったです。アルゼンチンに行った時、ほとんど英語が通じなくて、でも私はスペイン語が全くわからないので、なかなかうまくコミュニケーションが取れませんでした。さらに私の持っていたガイドブックは情報がすごく古くて・・・。 ーー観光客なんかも少ない小さな街に行くと英語が全く通じないこと結構ありますよね。 Sayo:ある小さなバスターミナルで次の街に行くためのチケットを買いたかったのですが、一人のおじいちゃんがずっと何かを私に訴えようとしてきて、でもちっとも何を言っているのか分からなくて本当にどうしたら良いのか分からなくなりました。たまたま、英語が話せる女の子がいて、通訳をしてくれたのですが、どうやらおじいちゃんは言葉ができない私を心配して一生懸命にバスの乗り方を教えてくれていたらしいのです。  ーーどうにかして伝えようとしてくれていたんですね。 Sayo:異国で困っている、ましてやスペイン語を少しも話すことのできない私を見て見ぬ振りすることだってできたのに、そこまで気にかけてくれたこと知ったときはとても嬉しかったです。 ーーその通訳してくれた女の子にも感謝ですね! Sayo:彼女もチケットを買う列に並んでいたのに、自分のことは後回しで助けてくれたんです。行く前は治安が悪いとか、行ってからも言葉の壁を感じて少し落ち込んでいたのですが、助けてくれた人たちのおかげで、忘れられない旅になりました。結局、その街には1泊することになったのですが、名前も知らないその小さな街が大好きになりました。全く知らなかった場所が、現地の人との出会いによって思い出の場所になるっていう経験は旅の醍醐味だと思います。 Episode.2 係員さんの裏技   ーーアルゼンチンでは色々な人に助けられたんですね! Sayo:どの国でも困った時は必ず誰か助けてくれますよね!アルゼンチンではある観光名所に行ったのですが、ハイパーインフレの影響でチケット代がとんでもなく高騰していて所持金では足りないという事件が起こりました。両替所も見当たらないし、USドルも日本のクレジットカードも使えず、どうしたらいいかわかりませんでした。すごく見たかった場所で、すぐそこにあるのに見ずに帰るのかとうなだれていたのですが、そんな私の様子を見ていた係員のお兄さんがなんと両替の裏技を教えてくれました。 ーー裏技?教えてください!笑 Sayo:近くにあったお店の中に一軒だけUSドルを使える売店があり、そこでなんでもいいから買って、お釣りを全部アルゼンチンペソで貰えばいいとのことでした。レートはあまり良くないとのことだったんですが、ここまできて見れないよりは100倍マシだと思って早速裏技を試し、無事にチケットを買うことができました!チケットブースの人も誰も教えてくれなかったので、話しかけてくれたお兄さんには本当に感謝しています!   Episode.3 窓から見る景色   ーー南米の旅は現地の人たちのおかげでとても素敵なものになったようですね! Sayo:大変なこともたくさんあった南米の旅でしたけど、その度必ず誰かが助けてくれて、本当に毎日がドキドキわくわくの旅でした!でも、そんな旅は私の感情を豊かにしてくれて、観光地でもなんでもない場所や、例えば長距離バスの窓からふと見た外の景色がとても綺麗で感動的に感じていました。それも全て私に関わってくれた現地の人たちのおかげです。
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【旅ブログ】カンボジア|Sayo

【旅ブログ】カンボジア|Sayo 旅の動機   学生時代から負の世界遺産に興味があり、ポルポト政権の犯した大虐殺の博物館があることを知ったのがきっかけです。 Episode.1 人生を変える出会い   ーー東南アジアは日本人旅人に人気ですよね。 Sayo:私も東南アジアにはよく行くのですが、タクシーなどのドライバーに騙されることが多くて、若干人間不信になっていました。カンボジアの旅でも初め現地のドライバー達に疑った目を向けていた自分がいました。 ーー日本では考えられないことが自分の身に起こると、後から思えば小さいことでもその時は結構ショックだったりしますよね。 Sayo:そうですね。正直”ドライバー=お金を騙し取ろうとする人”みたいに思っていたのですが、カンボジアのシュムリアップで出会ったトゥクトゥクのドライバー達がそんな考えを変えてくれました。彼らは純粋に外国人である私を楽しませようと現地のことを教えてくれるだけでなく、冗談を言ったり、街中で会っても名前を呼んで手を振ってくれたりと本当に親切にしてくれました。 ーー外国の人にとって日本人の名前って難しかったりするのに、名前まで覚えてくれるなんて嬉しいですね! Sayo:本当に嬉しかったです。国や場所でそこの人たちを一括りに捉えてはいけないということを彼らは改めて教えてくれました。確かに、私を騙そうとした人たちがいたことも事実です。しかし、一方でたまたま会っただけの外国人にこんなにも親切に接してくれる人もいる。本当に大事なことに気づくことができました。 ーーひとつの出会いとか出来事でその国の人はこうだって決めつけてしまっている人はたくさんいますよね。 Sayo:だから、私は彼らのことをもっと多くの人に知ってもらいたいです。彼らと話している中で知ったこともあります。それは、彼らにとってトゥクトゥクは、日本人が家を買うのと同じような感覚で買うということです。それを聞いて、そこには夢も、悲しさも込められているんだと勝手に感じたのですが、だからこそこれからは彼らみたいに一生券面真面目に働いている人を応援していきたいと思いましたし、同時に、人を騙すようなドライバーは絶対に許さないと決めました。 Episode.2 昨日の敵は今日の友   ーー旅の楽しさって現地での出会いに大きく左右されますよね。 Sayo:カンボジアでは本当にそのことを実感しました。実は、旅に出る前に愛犬を亡くし、どん底のペットロス状態での旅でした。正直、このまま死んでしまってもいいかなくらい、自分にはショックで、旅に出てからも、夜になると、宿で布団をかぶって泣いてたりもしてたんです。でも、気付いたら現地の人に親切にしてもらい、気付いたら笑っている自分がいました。思い返せば、今までの旅でも沢山の現地の人達に親切にしてもらい、今まで旅を続けてこられたことに気づかされました。カンボジアで出会ったトゥクトゥクのドライバーたちなんて、初めは以前の体験から自分の敵くらいに思っていたのに、お別れの時に、涙のお別れをするくらい、本当に大好きになりましたし、旅に出る前はそんな出会いがあるなんてもちろん思ってもいなかったので、凄く嬉しい出会いで、その分お別れは切なかったです。 ーーとても素敵な出会いですね。もっといろんな方との出会いについて聞きたくなりました! Sayo:話すとキリがないくらい本当にたくさんの方に出会えて、例えば、ストーカーから守ってくれた宿のご夫婦や、一緒に手を繋いで道を渡ってくれたおばあちゃんなど思い返すだけでも涙が出るくらい多くの人の親切に助けられてきました。こういった出会いで、旅と旅行の違いを感じましたし、旅がさらに好きになりました。   Episode.3 Killing Field   ーー世界中の負の遺産を見ることがSayoさんの旅のテーマなんですよね?カンボジアでも見てきましたか? Sayo:ずっと、いつか自分で行ってみたい場所のひとつだったのが、カンボジアのポルポト政権時代の大虐殺跡地でした。沢山の人々が殺戮されたキリングフィールドと呼ばれている場所だったり、普通の学校に造られた収容所だったりするのですが、カンボジアのあちこちにあります。 ーー実際に自分の目で見た歴史の地はどうでしたか?...

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【旅ブログ】ベトナム|Ao

【旅ブログ】ベトナム|Ao 旅の動機   祝日と有休含めて4日ほど休みが取れることがわかり、以前2回訪れたベトナムがとてもよかったので、一人でも行ってみたいと思う。また、冬で寒かったので暖かい国に行きたい、お金もあまり使いたくないので物価の低い国がいいという理由もあり旅先に決める。羽田発着便で、仕事帰りに行けますし、羽田から直行便が飛んでいたので都市はダナンとホイアンに決定。 Episode.1 バイタク ーーベトナムはバイクのイメージすごくありますよね。 Ao:ベトナムは今回が3回目なのですが、1人で来るのは初めてでした。今までは友人などと来ていたため、基本的にはタクシーを利用していましたが、今回は一人旅ということもあり、バイタク(バイクタクシー)に挑戦しました! ーーバイタクってどうやって見つけるんですか?なんかあのバイクの海から見つけるの大変そうですよね笑。  Ao:私はGRABというアプリを利用して、バイタクを呼んでいました。日本でいうUberみたいな感じで気軽に使うことができます。Uberと同じく運転手は一般の方なので、人によってはお金も取らず寄り道しながら観光案内までしてくれたりしました。 ーー現地の方とも交流できるし、良い交通手段ですね! Ao:特に覚えているのが、レディブッダという全長67mもある巨大な大仏に案内してくれたのですが、その大きさゆえ迫力が凄くて感動しました。そんな感じで、完全にバイタクにハマってしまい、街での移動はもちろん、帰りの空港までもバイタクに乗って行きました笑。現地人と横並びにバイクに乗っている時は、なんとなく私も現地人に混ざれた気がして嬉しかったです笑。 Episode.2 歩きながら見つける喜び   ーーベトナムでは何かトラブルもありましたか? Ao:ベトナムのお金って桁が多いので、支払いの間違えに後から気づく事はありましたね。日本円1000円を換金すると、200000ドン(ベトナム通貨)になるんです。 ーー桁数が違いすぎてお金持ちになった気がしちゃいます笑 Ao:はい、私は多めに支払いした事に後から気づいたけどチップだと思われたのか、お釣りが違う事がありました。でも、これってベトナム行く人はみんなやってしまうミスだと思いますし、ベトナム旅した人の共通の思い出ですよね笑。それよりも、ベトナムの旅で失敗したなと思ったのはホテルですね。 ーーぼったくりホテルとかですか? Ao:いえ、今回の旅では事前にBooking.comでホテルを予約して行ったのですが、私が予約していたホテルよりも素敵なところを現地を歩いているときにいくつも見つけてしまったんです。値段もとても安くて、ベトナムに来てから実際に見て決めればもっと好きなホテルに泊まれたのになぁと後悔しました。 ーーなるほど。行ってみたら思っていたのと違ったということもありますよね。 Ao:そうですね。でも、何よりも、初めて訪れる場所で自分の力だけで見つけたホテルとかレストランって運命感じますし、それが旅の醍醐味でもあると思いますね!そんな時の方が人との出会いにも恵まれたりする気がします。これからも、歩きながら自分だけの場所を見つける喜びを感じれる旅を続けていきたいです!   Episode.3 海外の地に一人でいるということ   ーー初めてのベトナム一人旅は実際どうでしたか? Ao:一人だからできる体験もたくさんあり、一人だから話しかけてくれた現地の人もいたと思います。たまたまホテルのそばにあった、ホイアンインプレッションというテーマパークに立ち寄ったのですが、屋外の広いステージで総勢500人ほどのキャストたちがショーを行なっていました。言葉はもちろんわからないし、日本人観光客も私だけという状況だったのですが、感動して涙してしまいました。もちろん、そのパフォーマンスも壮大で素晴らしかったのですが、夜風に吹かれながら、海外という地で日本人は自分一人だけというシチュエーションがその時を特別なものにしてくれたのだと思います。 ーー確かに、海外に一人でいると日本にいるとき以上に感受性が豊かになったり、喜怒哀楽を表現できたり、まるで別人みたいになるってよく聞きますよね。 ...

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【旅ブログ】エチオピア|Akiko

【旅ブログ】エチオピア|Akiko 旅の動機   アフリカ大陸に行ったことがなかったから。 Episode.1 空港の救世主   ーー初アフリカはどうでしたか。 Akiko:初日、いや空港についた瞬間から洗礼を受けましたね笑。まずターンテーブルで自分の荷物が出てくるまで2時間待ちました。 ーー2時間は色々心配になりますね。 Akiko:なんとか荷物を手にして一件落着かと思ったらまた他の問題が起こりました。今回、現地のツアー会社に事前に申し込んでいたので、ツアー会社の人が空港まで迎えに来てもらう手筈になっていました。しかし、私のネームプレートを持った人が一向に見当たらなかったんです。ようやくツアー会社の人を見つけたと思ったら、その人の持っていた紙には別の人の名前が・・・。とりあえず事情を説明すると駐車場まで連れて行かれて、”ここに迎えが来るから待ってろ”と言われ待つことにしました。しかし、待てど暮らせど誰も来ない。1時間がたった頃、近くにいたホテルのドライバーと思わしき人が”ここにいても誰も来ないと思うよ、ツアー会社に電話して聞いてあげるよ”と声をかけてくれました。その人曰く、私を迎えに来るはずだった人は国内線と国際線を間違えていたとのことでした。 ーー救世主が現れたわけですね。 Akiko:はい、その人は最後に私が正しい車に乗ったかまで確かめてくれて、本当に彼がいなかったら最悪のエチオピア初日になるところでした。本当にありがたかったです。 Episode.2 迷子の日本人   ーー旅先では本当にたくさんの人に助けられますよね Akiko:エチオピアでもたくさんの人に助けてもらいました。マルカートという場所に行きたくてトラムに乗っていたんですけど、どこで降りたらいいのか分からなくなってしまったので、電車の中でマルカートに行きたいととにかく大きな声で英語で言ったら、近くにいたお兄さんが、とても優しく行き方を教えてくれました。無事マルカートについた後、街を散策しているとまた完全に迷子になってしまったんです。でも、困っていると必ず誰かが声をかけてくれて、私が日本人だとわかると”おー、オカザキ、カガワ!”って盛り上がって、一緒に話したり写真を撮ったりととても楽しかったです。この時ばかりは海外で活躍してくれているサッカー選手に感謝しましたね笑。その後も、子供からおじいちゃんまでいろんな人が気さくに話しかけてくれて、とても楽しい時間を過ごしました。 ーー出会いは旅の醍醐味ですよね! Akiko:そうですよね!道に迷ったからこそ彼らにも出会えたわけですし、迷った私ナイスです笑。 ーーまた行ったら迷いますかね笑 Akiko:迷います笑。と言うよりどう歩ったか覚えてないので辿り着かないですね笑。でも、鶏を何匹も抱えてるおじいちゃんや、道端を歩くヤギ(笑)、道端でミシンで縫製をしている若者達。あのめちゃくちゃ感は最高の思い出です!   Episode.3 最寄りのカフェは100km先   ーーエチオピアといえばコーヒーも有名ですよね? Akiko:私もコーヒーが好きなので、エチオピアに行ったら絶対に現地でコーヒーを飲みたいと思っていました。特にトモカコーヒーというカフェに行きたくて、トラムに乗って向かいました。大体の場所はわかっていたので、あとは人に聞きながら行けばなんとかなるかなと思って、いろんな人に聞きながら探していたのですが、なかなか見つかりませんでした。すると私が他の人にトモカコーヒーのことを聞いて回っていたのを見ていたのか、ひとりの男性が”トモカコーヒならあっちの方向に100km行ったところを左に曲がるとあるよ”とだけ言って去って行きました。100km(キロ)・・・って、すぐそこみたいに言ってたけど、その距離感覚はアフリカスタンダード?とか思いつつ、100mの間違いであってと願いながらその方向に進むと丁度100mくらい進んだところにお目当てのカフェを無事発見しました! ーーでしょうね笑 Akiko:ちょっと情報は間違っていたけど、自分から困っている私を助けてくれようとしたその心にとても感動して、エチオピアがますます好きになりました。...

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【旅ブログ】韓国|shinomu

【旅ブログ】韓国|shinomu 旅の動機   日本から一番近い国なのに全く知らなかった国。どんなところか、とりあえず一度飛び込んじゃえ!というワクワク心。 Episode.1 手招きおばあちゃん   ーー確かに韓国って日本から近いのに行ったことない人も結構いますよね。 shinomu:そうなんですよ。実際私自身も一番初めに韓国に行った時は、どんなところか、まずは一度飛び込んじゃえ!という、勢いだけだった気がします。 ーーもしかしたらニュースで流れるネガティブなイメージが先行してることも影響しているのかもしれませんね。 shinomu:私は実際に韓国へ行ってみて、現地の人たちと接するなかで、韓国のことがとても好きになりましたね!まず印象に残っている出会いは初めてソウルへ一人旅した時のことです。有名な南大門広場へ韓国の伝統布である”ポシャギ”を買いに行ったのですが、小さなお店がぎっしりと立ち並ぶ市場で完全に迷子になってしまいました。途方に暮れていた私に、目の前の小さなお店から一人の小柄なおばあちゃんが笑顔で私に向かって手招きしてくれました。その笑顔に誘われて、おばあちゃんのお店に入ってみると小さな動物のキーホルダーがたくさん売られていました。 ーー海外だと困っているとき必ず誰かが声をかけてくれますよね! shinomu:実は私、この旅で、勉強し始めたばかりの韓国語を話したくて話したくて仕方なかったのですが、ずーっと失敗続きで、心が折れかけていたんです。というのも韓国では英語が話せる人が多くて、私のことが外国人だとわかるとすぐに英語で話されてしまうんです。でも、可愛い動物のキーホルダーと、おばあちゃんの笑顔に勇気が出て、思い切って、「これは、馬ですか?」と、たどたどしい韓国語で話しかけてみたら優しく「これは、馬」「これは、犬」「これは、ウサギ」・・と、動物ひとつひとつを手にとり、ゆっくり、韓国語で全ての動物の名前を教えてくれました!10分以上も、私の片言韓国語につきあって下さり、更に、私の目を見て、ニコニコしながら「韓国語、上手だねえ」って誉めてくださったんです。 ーーおばあちゃんも自分の国の言葉を一生懸命使ってくれたことが嬉しかったのかもしれないですね。 shinomu:本当は、キーホルダーを買うつもりはなかったのですが、ここまでお相手して下さったことに、小さなお礼の意味を込めて、1,000ウォン(日本円で100円弱)のキーホルダーを買わせていただいたら、ゆっくりゆっくり、透明なビニールに入れて、更にそれを可愛らしいデザインの紙袋に入れて、キラキラ光る小さなリボンで留めて、手渡して下さりました。日本なら、無造作に、「シールでよろしいですか?」と言われてしまいそうな少額のものを、丁寧に包装していただいて、逆に申し訳なくて恐縮してしまった私に、「気にしないで」と手をふる仕草をして下さり、「また、いつでも、韓国語を話しにいらっしゃい」と、優しく声をかけてくれて。最後、両手で、私の手を握ってくれて、笑顔で見送ってくれました。 ーーそれは心温まりますね! shinomu:はい、今でもそのときのおばあちゃんの小さくて暖かい手の感触を思い出すことができます。思い出すだけで心が温かくなる、初めてのソウルひとり旅での大切な思い出でもあり、また現在まで続けている韓国旅の原点です。 Episode.2 No “No Japan”   ーーニュースでもよく目にする日韓の政治的問題を肌で感じることはありましたか? shinomu:2019年の夏は、政治的な要素が絡み、韓国のあちこちで、いわゆる”NO JAPAN”運動が激しくなっていた時期でした。 私自身はあまり気にせず、ソウルへの旅を続けていましたが、例えば、ランチの時間帯でも、日本食の食堂はお客様に敬遠されてガラガラの風景とか、コンビニでは日本産ビールが全て撤去されていたりとか、そういう光景が目に入ることが増えていて、内心、やっぱり寂しい気持ちをぬぐえませんでした。そんなとき、お買いものの合間に、観光客がほとんどいない、地元の方ご用達の小さな地下食堂で食事をしたことがあります。明らかに外国人とわかる韓国語でお店に入ってきた私に、お店のオーナーさんも、お食事をしていたおじいさん集団も、興味津々でした。 ーー注目の的状態だと、なかなか落ち着けなかったんじゃないですか?笑 shinomu:常に刺さる視線を感じてはいましたね笑。そんな状況でも辛いタコの炒め物定食とビールをお願いして、おいしく食べていたのですが、お店のオーナーさんが私のところにきたと思ったら「好きなおかず、いくらでもおかわりを持ってきてあげるから、たくさん食べなさい」って、わざわざ声をかけてくれたんです!嬉しくなってお礼を言ったら「日本人だろう?」って聞かれたので、「はい」って素直にお答えしたら、「さあさあ、どれにする?何なら全部食べるかい?」みたいな感じで、ニコニコ声をかけてくれました!きっと、このやりとりを先客のおじいさん集団に見られているんだろうなぁと思いながら、そちらを見ると、ニコニコ笑顔のおじいさん全員と目が合いました笑。何だか嬉しくなって、私も手を振っちゃったりして、小さな即席交流会みたいでした! ーー皆さん純粋に外国人に興味を持ってくれていただけだったんですね。 shinomu:はい、そうでした!オーナーさんは気前もよく、私がお願いしたおかずを山盛りで持ってきてくれました!そのとき、実はもう、おなかは一杯だったのですが、せっかくのご好意のおかずを、ビールと一緒にゆっくりいただきながら、心も、幸せな気持ちで一杯になりましたね!その後も、社長さんと少しお話しをしたりしながら、かなり長い時間、とても居心地良く、食堂でのひとときを過ごさせていただきました。...

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