【旅ブログ】ジョージア|Ayanee
旅の動機
急に取れた11日間の休暇。「行ったことのない国でクラフトビールを飲む旅をしたい!」とGoogle検索したら「アジア地図」のすみっこに「ジョージア」発見。知らない国だったため興味をそそられて「旅しよう」と決意!
Episode.1
ノープランだからこそ旅の楽しみが広がる
ーーついに「アルメニアの旅」から目的地ジョージアへ出発ですね!
A:はい!小型の乗合いバンに6時間ほど揺られて、ジョージアの首都トビリシに到着しました。
ーーでも・・・Googleで検索したらたまたま目に入ったジョージアに行くって。
旅先を探す時点から、本当にノープランなんですね(笑)
A:確かにそうですね(笑)。そもそも「11日間の休みがとれた!行ったことない国に旅したい!」って思ったのがきっかけだったので・・・
「そこまで長い期間でもないし、行くなら近いアジアかな。でも、行ってないアジアの国ってどこだろう?」
と思って「アジア 地図」とGoogle検索したのでした。
そしたら、地図のすみっこに『ジョージア』って文字が見えたんです。
実はそれまで、その国の存在すら知らなくて・・・
「え?ジョージアってアジアなの?ヨーロッパ系みたいな名前じゃない?!」という印象から、気になって調べ始めました。
そしたらアルメニア、アゼルバイジャン、ジョージアの3カ国で”コーカサス3国”と呼ばれてるんだ!と判りまして。アゼルバイジャン人の良い人に何人も出会ったことがあり、良いイメージを持ちました。
そしてクラフトビールが大好きな私・・・「ジョージアにもクラフトビールはあるの?」と探ってみたんです。
ーーさすがですね (笑)。クラフトビールは実際あったんですか?
A:はい、ありました!「こんな小さな国でもクラフトビールがあるんだ!!」と感動して、次の瞬間にはチケットの手配を進めていました(笑)
ただ、貯まっていたマイルで往復航空券を買いたかったのですが、マイル数が足りなくて。
なら「隣の国にも行っちゃおうか?そこまでの片道チケットにマイルを使って、ジョージアには陸路移動しよう。そしたら、2ヶ国まわれるじゃない?」と思い・・・調べたところ、隣国アルメニアからの良いルートを見つけたんです。
更にフライトは、中国で1泊しロシアで乗り換えるチケットが1番安かったので、大喜びで購入!つまり、中国、ロシア、アルメニア、ジョージアを周れたおかげで、各国それぞれのビールも楽しめたんです。
ーートランジットと陸路移動で安く、4カ国も旅出来るって最高ですね。
A:はい、最高でした!あと・・・ノープランなのは旅先でも一緒です。行きたいお店があるかなど、少しはネットで事前に調べますが、基本的には「現地人の紹介情報を参考にすると、とても思い出に残る体験ができる」って感じてます。
例えば・・・この旅でも、行きの飛行機で隣席の親子と仲良くなって、現地でのオススメのクラフトビールバーを紹介してもらって、その店が素敵な場所だったりしましたしね(アルメニア編を参照)。
ーーそれは最高ですね!旅をするときは、いつもそんな出会いから現地のことを知ることが多いんですか?
A:はい、そうですね。まずは、私の「旅の基本のスタイル」なんですが・・・
宿に到着したら、最初に宿の周りをひたすら歩きまわることからスタート。その際に何かきっかけがあれば、現地の人たちと会話をします。
そうすると、地元でしか知られていないようなオススメ店情報を気さくに教えてもらえることが多く、時には案内してくれて一緒に楽しんだりもできます。
観光地を回るだけでは味わえない、その土地の空気感みたいなものも濃く感じられる・・・それが大好きなんです。
ーー現地の空気感を肌で知るような旅ですね!
A:はい!ただ、もちろん海外パッケージ旅行の良さもあるとも思います。ツアーに参加すれば、観光地をまとめて周れてお安いですし、何より安心感がある。また、友人や家族と一緒に参加して思い出を共有できるもの魅力的です。
でも、やっぱりツアーでは得られない旅の楽しみ方が出来る「一人旅」が、私はいちばん好きです。
話はちょっと飛ぶかもしれませんが・・・「一人旅の視点」って日常や仕事などでも、役に立つと思います。
ルールにとらわれすぎず、自分のアンテナを大切にする方がうまく行くこと、ありませんか?
また、旅のきっかけと一緒で、ふとした疑問を深掘りし、興味を持って調べてみると思わぬ楽しさを得られる。そして視野が広がり、日々充実感で満たされる。
あと「リュック1個で(身軽に)実は生きていける」など・・・いろんな学びを「旅」からもらってきたように思います。
Episode.2
「旅の思い出」を彩ってくれるSNS
ーー他にも旅先で必ずやることとかってありますか?
A:そうですね、毎回そこの地元のスーパーに行って食べ物の買い出しをします。お惣菜や、現地でしか食べられないような変わったパン等を買うことで、その国の庶民の味、家庭の味などを楽しめます。
あと地元のビールも買えますしね(笑)ジョージアは物価が日本より安く、かなり贅沢することができたかもしれません。
ーーガイドブックに載っているのは観光客向けのレストランが多くて、現地の方が食べる味とは違うことも多いですもんね。
A:そうなんですよね。でね、スーパーでは、現地の方が何を買ってるのかをきょろきょろ観察しています(笑)そして彼らのマネをして「〇〇を何gください!」とレジで言って買っています。
ーージョージア料理って、正直想像が付かないです。
A:確かハムと燻製のようなものをスーパーで買いましたね。ビールにも合ってて最高でしたよ!地元の味やリアルな食文化を知りたいならスーパーは本当におすすめです。
あと、何か他にも食べたような・・・ちょっとインスタで記憶を遡ってみるので、お待ちください(インスタの過去画面をたどってチェック)・・・あっ!イクラを食べてたのか!
ーージョージアの人ってイクラを食べてるんですね!?意外です。
A:そうですよね・・・これって現地に実際に行ったから判ったことで、行かないと知ることは出来ないことですよね。
地元をリアルに楽しんで、初めてその地を身をもって知ることが出来る、というか。
ただ2022年の今ってSNSが発達しているから、現地情報や地元の発信を、簡単にネット上で見ることもできますよね。だから行った気にもなれる。
でもやはり、それはリアルではないから、SNS情報だけで満足される方が多いとしたら、それは少し寂しいかな・・・
とはいえ、こうやってインスタを使って「旅の思い出」をすぐに振り返ってチェックできたり、旅先で出会った人と「FB友達」になってやりとりしやすいのは、本当に良いなぁと思いますね!
旅を振り返ることも「旅の醍醐味」ですし!昔なら、旅の日記帳や、手紙、写真アルバムなど引っ張り出して「えーと、あの人と取ったあの写真はどこだっけ?」って時間がかかったでしょうけど・・・SNSって最高だなぁ(笑)
Episode.3
「楽しい」の連鎖が起こる旅
ーージョージアで、思い出に残る人との出会いはありましたか?
A:はい、たくさんありました。
ひとつ例をあげると・・・宿のキッチンでスーパーで買ったお惣菜を盛り付けて、テーブルに座って食べていたら、突然、同じフロアのスペースで、バンドの音楽リハーサルが始まったんです!高校時代、軽音部だったので「わぁ!」ってなりました。
話を聞いてみると、宿のオーナーとスタッフがそのバンドメンバーで、普段からそこでリハーサルや練習をしているとのことでした。
そして、たまたま私がクラフトビール好きだという話もしたら、スタッフのひとりがビールオタクだと判明し、すぐに意気投合!(笑)
その夜に彼らのライブがあると聞き、早速観に行くことにしました。
そのライブ会場だったバーは、観光客はまず行くことが無さそうな隠れ家的なたたずまいの、地元の音楽やアートに感度が高い人が集まるお店でした。アジア人の私は珍しかったみたいで、いろんな人が声をかけてくれました。同時に国際色豊かでもあり、あるドイツ人のカップルには「あなた日本人?私の日本人の友達が今度ジョージアで日本料理屋を始めるの!」といきなり話しかけられて、ここでも意気投合。
その後、現地モデルでシンガーの女の子とスコットランド人のシェフとも仲良くなって、これまた意気投合(笑)そのままみんなでワイワイとジョージア料理レストランに食べに行きました。この時ばかりは有名な「名物料理」を色々堪能しましたよ!美味しかったなぁ。
こんな風に、ただただ自分のアンテナの感度に触れたものに惹かれて行動していくと、予想外の楽しいことが連鎖で起きる。そういうことは多いなぁと思いますね。
ーー気になったらひとまず行動してみるって大事ですね。
A:そうですね。自分が好きだと思うこと、興味のある人に対して素直にアクションすると、自然に楽しいことが起こる。そしてそれが積み重なって、自分だけのオリジナルの旅になっていくのだと思います。
ちなみにその宿は、もともとシネマハウスだったようで、2つの映画部屋があったんです。最上階のキッチン&テーブルスペースはジョージアの街の景色を一望出来る、素敵な宿でした。
他にも面白い宿があって・・・そのお話はまた今度にしましょうか?(笑)
ーー弾丸のジョージア旅、聞いていると本当に楽しそうで思わず行ってみたくなりました!
旅人プロフィール
AYANEE(あやねえ)
旅人・MC・ビアチューバー。マイクを持って話す仕事の仕事の傍ら、日本含む世界に旅をして地ビール・クラフトビールを飲み、現地の人たちとコミュニケーションを取るのが大好き!約50ヵ国をまわって世界のビールパブをめぐった様子や、日々の日常の気づきなどをブログ・YouTube・SNSで幅広く発信中!地球のどこかでお会いしたら、ぜひ乾杯しましょう♪
私にとって旅とは
子供時代は、世界の絵本を読んで「いつか旅してみたい!」ってワクワクしてました。
20代に思い切って「リュックひとつで旅」に出てみたら、素敵な景色・食べ物・人に出会え「発見」だらけの時間だ!と思いました。
仕事で疲れていても旅に出れば生き返る「活力の素」でもあると判りました。
その後「海外出張」「移住した友達を訪問」など様々なスタイルにて世界5大陸約50ヵ国をめぐった「今の私」にとって・・・
【旅は日常でもあり、日常も旅である】。
旅先にも「ごはんを食べて夜は眠る」という「日常」があるし、日々の暮らしの中でもふと「旅」をしているような自分を感じることがあるのです。
【人生は旅】と言うように生きてること自体が旅なのかもしれない、とも思います。
みなさんもそんな風に感じる時はありますか?