【旅ブログ】インド|Sayo
【旅ブログ】インド|Sayo 旅の動機 旅友たちから、インドに行ったら嫌いになるか好きになるかどちらかだけど、サヨちゃんは絶対好きになるとおすすめされたから。 Episode.1 言葉を教えるということ ーー現地のインド人に日本語を教える機会があったんですか? Sayo:いえ、私が教えたわけではないんですが、インドのバラナシで出会った案内人との話なんです。多くの旅人からバラナシで騙された話なんかを結構聞いていて、注意はしていたのですが、声をかけられた案内人について行ったんです。 ーーその人を選んだ決め手はなんだったんですか? Sayo:そこまで悪そうな人ではないなって思ったんです。直感です笑。あまり深く関わらないようにしていたんですけど、色々と要求がエスカレートしてきて、お金をくれとか、あそこにいる貧しい母親たちに寄付をしろとか。そんなこともあって、彼を避け始めたのですが、そしたら彼の態度もどんどん悪くなっていきました。結果的には振り払えたのですが、別れ際に彼が私に言った言葉が忘れられないんです。 ーーなんて言われたんですか? Sayo:幼稚な下品で汚い日本語でした。正直、言われたこと自体は痛くも痒くもないんですが、そんな言葉を彼に教えた日本人に対して許せない気持ちになりました。 ーー言葉を教えるということは、教わった人の周りに対しても影響を与えることですもんね。 Sayo:もちろんその人も意味をある程度知って使っているので悪いとは思うんですけど、その言葉を教えるということの意味とか考えずに教えた人はさらに罪深いなと思います。異国の地では、言語が通じなくて困ることも沢山あるけど、通じなくて生まれる楽しさもあって。だけど、せっかく覚えた自分の国じゃない言葉は、その人とその周りの人たちが笑顔になる為に喋ってほしいです。バラナシのちょっと悲しくなった出来事でした。 Episode.2 あからさまな嘘 ーー旅をしていると多くの人と接する分、騙されることも多々ありますよね。 Sayo:そうですよね。もちろん、親切でいい人もたくさんいるんですけどね!バラナシでも最初に乗ったリクシャーのおじさんが早速騙してこようとしました。予約していた宿まで乗せてくれるように頼んだのですが、そこは悪い宿だとか、洪水で流されてもうないとか、見え見えの嘘をついてきたんですよ。結局はマージンのために知り合いの宿に私を泊めさせたかったことが判明したんですけど、別れるときにも”あの宿には気を付けろよ”って言われて。 ーーその宿は本当に何かあったんですか? Sayo:いえ、対応も親切なとても快適な宿でした。こういった人たちが、インド人=騙してくる、というようなインド人像を作り上げているのだなと改めて思いました。 ーーそうですよね。いい人の話よりもそういったネガティブな体験談の方が帰国後の話のネタとしては盛り上がるってのもありますよね。 Episode.3 パワー溢れる聖地 ーーSayoさんは本当にインド好きなんですよね?笑 Sayo:はい、大好きですよ笑。バラナシという町は本当に世界の中でも、カオスって言葉がぴったりなくらいとても異質で、嘘つきなインド人も多かったけど、目に見える町の汚れとうまく並行するくらい、町全体から伝わってくるパワーが凄い町でした。24時間、火葬をしている町なので、道を歩けば、運ばれてくる遺体とすれ違うし、気を抜けば、悪そうなインド人が話しかけてくる。行く前に、旅友から、バラナシの町で死ぬことをインド人は憧れている聖地なんだよと教えてもらったのですが、まさにその通りで、生と死が渦巻いている凄いパワーのある町だなと思いました。 ーー発展途上の国は本当に生きる力を感じますよね!パワーもらいましたか?...