【旅ブログ】アルメニア|Ayanee
旅の動機
突然、11日間の休暇が取れたので「近場で行ったことのない国に旅してみたい。まずはジョージアに行って、ついでに隣の国も旅しよう。アルメニアにも行ったことがないから訪ねてみよう!!」ということでリュック1コでふらりと出かけた旅でした。
Episode.1
信じる?信じない?
A: はじめまして!クラフトビール大好きな旅人ビアチューバー(ビールのYouTuber)あやねえです。
ーーこちらもクラフトビール用意してます(笑)
A:おぉ~旅の話をしながらのビールは最高ですね!乾杯しましょう!
ーー(Zoomの画面越しに)乾杯!まずは・・・アルメニアの旅でトラブルはなかったんですか?
A:ええと・・・ありましたね。実は私、かなりの方向音痴なんです。
アルメニアに到着後、早速道に迷ってホテルの場所がわからなくなりました。日本から持ってきた携帯電話の電波もうまく繋がらず、途方に暮れて、ホテルがあるはずの場所辺りを3周位まわり続けていたら…道端に停車していた車の窓がすーっと開いたんです。
車に乗っていたのは、その近所に住んでいた現地のおじさんでした。
「どうしたの?」と聞いてくれたので、すがる思いで「ここに行きたいんです」とホテルの住所を見せると「え?すぐ近くだよ、その道を歩いていけば着くはずだけど?」と教えてもらい、その通り歩いたんですが・・・そのまま4周目に突入してしまいました(笑) で。道を教えたにもかかわらず、まだ迷って困り果てていた私を見かねたおじさんは「ホテルの電話番号貸して!」と自分の携帯で電話でしてくれ、場所を確認してくれまして。
「ほら乗って!車で1分もかからないから、送ってあげるよ!」と言ってくれて・・・そのまま送ってもらい、無事に宿に到着しました…ほんとに1分位でした(笑)
あっもちろん、海外でいきなり「送るよ」と言ってくる人全てを信じてしまうのは良くないし、危ないことだと思います。また旅先だけでなく、実は日常生活でも、自分のアンテナをしっかり持って、そのうえでいろんな判断をしたり人を信じることが大切だったりしますよね?
あの時は「自分の近所を歩き回っている私を見かねた」に違いない、おじさんの優しさを素直に信じることができました。「困った旅人を助けたい」という、心からの申し出だって判ったです。
ーーどうしても困ってる時って、助けてくれる人が現れることが多い気がしますね。
A:本当にそうですね・・・あの時、おじさんが声をかけてくれなかったら、私は永遠にホテルに辿り着けなかったかもしれない(笑)本当に本当に感謝しています!
Episode.2
「好き」を発信すると楽しさは倍増
ーービールがお好きということですが、どこかビールが飲める場所にも行きましたか?
A:まず最初に、アルメニアの首都エレバンにある人気のクラフトビールパブに行きました。そこは、飛行機で隣に座った女性が「へぇ~ビールの旅をしてるのね?!じゃココに行くと良いわよ!」って教えてくれた場所。
お店に着くと、カウンター席が1つだけ開いていたのでそこに座って飲んでいるうち、隣の人たちとも自然に仲良くなりました。その人たちは、お店のスタッフさん、ロシア人の方(元従業員)だったんです・・・そんなこともあり、2人がお店のビールについて詳しく教えてくれました。
「エレバンの他のパブでも、この店のオリジナルビールを置いている店が多いんだ。いろんな店を楽しんで来なよ」って言ってくれ・・・その言葉通り、いろ~んなパブ巡りしました。
ーー「自分の『好き』を周りに発信することで、新しい人や新しいお店と出会える」ってありますよね。そのビールパブも、機内で隣の方に話しかけた結果、出会えた場所ということですもんね。
A:そうなんです・・・あれ?お姉さんが話しかけてくれたのかな?どちらにしても、そういうチャンスはモノにした方がと旅では楽しめますよね(笑)
でね・・・この旅をしている間に、いろんな珍しいクラフトビールを購入したんです。ただ、リュック1個で旅に出たから重すぎて・・・ビールを持ち運ぶために、エレバンのデパートで中型スーツケースを買いました。
そしてふと「1人で飲むより、みんなで飲みたいなぁ」と思いたって、SNSで緊急でイベント告知しました。「明後日帰国するから、みんなでアルメニア(&ジョージア)のクラフトビールパーティーしよう!」って(笑)急だったにも関わらず「ビール好き&旅好き」が10人位集まってくれて、ステキな時間になりました。そういうことも、私にとっては「旅の醍醐味」のひとつです。
発信といえば・・・「世界のビールを通じて、現地のカルチャーを知る旅」が楽しすぎて、みんなにも伝えたくなってしまい、「ビアチューバーあやねえ」としてYouTubeで旅やビールの映像を少しずつ紹介しています。旅先で出会った外国人に、日本のことも紹介したい気持ちもありますし。旅先で撮りためた映像・・・アルメニアで撮った映像も、まだ編集できてないのですが2022年は、もっとどんどん発信していく予定です!
Episode.3
思い出に残るティータイム
A:宿泊したゲストハウスのテラスで、食事の後ぼーっとしていたら・・・イラン人の男性4人組に「テーブルご一緒していいですか?」と話しかけられました。「どうぞ!」と答えると、彼らはお茶を飲み始め、私にもイランの紅茶を一緒に飲まないかと勧めてくれた、その出会いが心に残っています。
というのも、私自身、その旅の3年位前にイランを訪れたことがあったんです。その際にイランの人達が良くピクニックをしている姿を見かけました。公園や木陰で、敷物の上に座って、ポットから紅茶を注いで飲んでいるグループがたくさんいるんです。
その際、その方たちが食べてたお菓子の形が珍しくて「これは、なんのお菓子ですか?」と聞いたら「一緒に食べよう、紅茶も飲まない?」とすご~くウェルカムだったのを思い出して、懐かしくなりました。
そんな旅の思い出話を4人組にしたら、彼らはとても喜んでくれ「最近のイランはこんな感じだよ」と教えてくれて。そのまま盛り上がっておしゃべりティータイムに突入しました。
途中、ふと、イラン人の使ってたステンレス製のポットに、うっすらと日本語のカタカナの文字が印字されていたのを発見して、ビックリ。はっ・・・ということは、このポットも、日本からイランに渡って、更に、アルメニアに旅してきたんだなぁ!私と一緒だ(笑)なんて、感慨深くなったりもしました。
ーーそうですよね。アンティーク品とか、旅先で見つけた物の歴史を想像するのも、旅の醍醐味って感じがしますよね。
A:ホントに!しみじみしたりワクワクしたりしますね。物とも、そして人とも・・・日本で生活しているだけでは起こりえない出会いが、旅ではある。それって旅の楽しさの神髄かもしれません。
旅先で、全く知らない人と仲良くなり、いろんな話をする時間は、心に新鮮な風が吹く感じ・・・普段とは違う考え方やカルチャーについて、コミュニケーションを取りながら話すと心身共にインスパイアされ、心身ともにふつふつと活性化する感覚になります。
特に、ゲストハウス泊はそういう出会いの宝庫ですよね。ドミトリーに泊まればいろんな国の旅人と部屋をシェアすることになる。最初は見知らぬ同士でも「旅の途中」という共通点があるから仲良くなりやすい。先ほどお話したイラン人の方達とのティータイムみたいに、共有スペースでも出会いがある・・・あと価格がお安いのも最高ですね(笑)
ーーゲストハウスはほんとに一人旅にぴったりですよね!次はジョージアの旅も話も楽しみにしています!
→ジョージアの旅へ続く
旅人プロフィール
AYANEE(あやねえ)
旅人・MC・ビアチューバー。マイクを持って話す仕事の仕事の傍ら、日本含む世界に旅をして地ビール・クラフトビールを飲み、現地の人たちとコミュニケーションを取るのが大好き!約50ヵ国をまわって世界のビールパブをめぐった様子や、日々の日常の気づきなどをブログ・YouTube・SNSで幅広く発信中!地球のどこかでお会いしたら、ぜひ乾杯しましょう♪
私にとって旅とは
子供時代は、世界の絵本を読んで「いつか旅してみたい!」ってワクワクしてました。
20代に思い切って「リュックひとつで旅」に出てみたら、素敵な景色・食べ物・人に出会え「発見」だらけの時間だ!と思いました。
仕事で疲れていても旅に出れば生き返る「活力の素」でもあると判りました。
その後「海外出張」「移住した友達を訪問」など様々なスタイルにて世界5大陸約50ヵ国をめぐった「今の私」にとって・・・
【旅は日常でもあり、日常も旅である】。
旅先にも「ごはんを食べて夜は眠る」という「日常」があるし、日々の暮らしの中でもふと「旅」をしているような自分を感じることがあるのです。
【人生は旅】と言うように生きてること自体が旅なのかもしれない、とも思います。みなさんもそんな風に感じる時はありますか?