【旅ブログ】カンボジア|Sayo
【旅ブログ】カンボジア|Sayo 旅の動機 学生時代から負の世界遺産に興味があり、ポルポト政権の犯した大虐殺の博物館があることを知ったのがきっかけです。 Episode.1 人生を変える出会い ーー東南アジアは日本人旅人に人気ですよね。 Sayo:私も東南アジアにはよく行くのですが、タクシーなどのドライバーに騙されることが多くて、若干人間不信になっていました。カンボジアの旅でも初め現地のドライバー達に疑った目を向けていた自分がいました。 ーー日本では考えられないことが自分の身に起こると、後から思えば小さいことでもその時は結構ショックだったりしますよね。 Sayo:そうですね。正直”ドライバー=お金を騙し取ろうとする人”みたいに思っていたのですが、カンボジアのシュムリアップで出会ったトゥクトゥクのドライバー達がそんな考えを変えてくれました。彼らは純粋に外国人である私を楽しませようと現地のことを教えてくれるだけでなく、冗談を言ったり、街中で会っても名前を呼んで手を振ってくれたりと本当に親切にしてくれました。 ーー外国の人にとって日本人の名前って難しかったりするのに、名前まで覚えてくれるなんて嬉しいですね! Sayo:本当に嬉しかったです。国や場所でそこの人たちを一括りに捉えてはいけないということを彼らは改めて教えてくれました。確かに、私を騙そうとした人たちがいたことも事実です。しかし、一方でたまたま会っただけの外国人にこんなにも親切に接してくれる人もいる。本当に大事なことに気づくことができました。 ーーひとつの出会いとか出来事でその国の人はこうだって決めつけてしまっている人はたくさんいますよね。 Sayo:だから、私は彼らのことをもっと多くの人に知ってもらいたいです。彼らと話している中で知ったこともあります。それは、彼らにとってトゥクトゥクは、日本人が家を買うのと同じような感覚で買うということです。それを聞いて、そこには夢も、悲しさも込められているんだと勝手に感じたのですが、だからこそこれからは彼らみたいに一生券面真面目に働いている人を応援していきたいと思いましたし、同時に、人を騙すようなドライバーは絶対に許さないと決めました。 Episode.2 昨日の敵は今日の友 ーー旅の楽しさって現地での出会いに大きく左右されますよね。 Sayo:カンボジアでは本当にそのことを実感しました。実は、旅に出る前に愛犬を亡くし、どん底のペットロス状態での旅でした。正直、このまま死んでしまってもいいかなくらい、自分にはショックで、旅に出てからも、夜になると、宿で布団をかぶって泣いてたりもしてたんです。でも、気付いたら現地の人に親切にしてもらい、気付いたら笑っている自分がいました。思い返せば、今までの旅でも沢山の現地の人達に親切にしてもらい、今まで旅を続けてこられたことに気づかされました。カンボジアで出会ったトゥクトゥクのドライバーたちなんて、初めは以前の体験から自分の敵くらいに思っていたのに、お別れの時に、涙のお別れをするくらい、本当に大好きになりましたし、旅に出る前はそんな出会いがあるなんてもちろん思ってもいなかったので、凄く嬉しい出会いで、その分お別れは切なかったです。 ーーとても素敵な出会いですね。もっといろんな方との出会いについて聞きたくなりました! Sayo:話すとキリがないくらい本当にたくさんの方に出会えて、例えば、ストーカーから守ってくれた宿のご夫婦や、一緒に手を繋いで道を渡ってくれたおばあちゃんなど思い返すだけでも涙が出るくらい多くの人の親切に助けられてきました。こういった出会いで、旅と旅行の違いを感じましたし、旅がさらに好きになりました。 Episode.3 Killing Field ーー世界中の負の遺産を見ることがSayoさんの旅のテーマなんですよね?カンボジアでも見てきましたか? Sayo:ずっと、いつか自分で行ってみたい場所のひとつだったのが、カンボジアのポルポト政権時代の大虐殺跡地でした。沢山の人々が殺戮されたキリングフィールドと呼ばれている場所だったり、普通の学校に造られた収容所だったりするのですが、カンボジアのあちこちにあります。 ーー実際に自分の目で見た歴史の地はどうでしたか?...