【旅ブログ】ツバル|Shunta

【旅ブログ】ツバル|Shunta

旅の動機

 

学生の頃にテレビでツバルの特集番組を観たことがきっかけです。番組ではツバルが「沈みゆく楽園」として取り上げられており、地球温暖化によって50年後には美しい島も海に沈んでしまうという内容でした。

その中で忘れられないシーンがあります。島のおじいさんと男の子の会話なのですが、

おじいさん「この島は海に沈んでしまうかもしれない。そうならないようにお前もちゃんとするんだよ。」

男の子「わかったよ!ぼく頑張るよ!!」

そのときぼくはとても申し訳ない気持ちになりました。地球温暖化の原因は日本を含む先進国から排出されるCO2にも関わらず、遠い島の小さな男の子にその責任を押し付けているのかと。いつかツバルに行ってみたい。そしてその子に謝りたいと思ったのがはじまりです。

Episode.1

島で最初の友達

 

ーーまず、ツバルのこと全然わからないので少し教えてください!笑

Shunta:はい!フィジーから小型のプロペラ機に乗っていけるんですが、8つの島からできている国です。僕が行ったのはフィジーの首都でもあるフナフティという島でした。


ーー観光客はいるんですか?

Shunta:ほとんどいないですね。ホテル自体は4つしかないんですが、旅行客も少ないのできっと泊まれるだろうとノープランで現地まで行きました。そのおかげで素敵な旅になりました。空港からメインの通りを歩いていると小学校があり、1人の女の子が僕に気づくとすぐに駆け寄ってきてきて話しかけてくれました。アジア人が珍しかったからか気づかぬ間にたくさんの子供たちに囲まれていました。英語が通じるのですぐに仲良くなれました。


ーーさっそく謝りましたか?

Shunta:もうちょっと待ってください笑。子供達と遊んでいたら、学校の向かいの家から女性が出てきて”どこからきたの?今日はどこに泊まるの?”など話しかけてくれて、なんと最終的にその方の家に泊めてもらえることになりました。その女性は島で牧師をしている方の家族で、さっきの学校運営にも携わっているとのことでした。


ーー話しかけてくれた女の子のおかげで素敵な旅のスタートが切れましたね!


Episode.2

クリスチャンとしての生活

 

ーーホームステイでの生活はどうでしたか?

Shunta:牧師さんの家に泊めてもらい、初めて宗教が中心となる経験をしました。食事の前の祈りや、朝の礼拝など見様見真似で参加させてもらいました。彼らも僕がクリスチャンではないことを絶対に気づいていたとは思いますが、それでも暖かく迎えてくれたことは今思ってもとても嬉しいですね。


ーーツバルにはクリスチャンが多いですか?

Shunta:そう思います。僕自身が自宅に泊めてもらったように、困っている人がいたら子供から大人まで助けるという雰囲気で国全体が成り立っているという印象を受けました。南の島の穏やかな生活は信仰との相性がいいのかなとも思いました。


ーー優しさに溢れた国なんですね。

Shunta:ツバル滞在中、宿泊と食事を提供してくれて本当にありがたかったです。せめて現地のホテル代くらいは払わしてくれと言ったのですが全く受け取ってくれませんでした。ただ、感謝の気持ちは伝えたいと思いこっそりお金は置いてきました。

 

Episode.3

南の島のパン屋

 

ーー島で印象に残っていることは何かありますか?

Shunta:将来はパン屋をやりたいくらいパンが好きなんですが、ツバルにも一軒だけパン屋さんがありました。そこのパンがすっごく美味しかったんです!


ーーパン好きが唸る美味しさだったんですね、それは是非食べてみたい!

Shunta:おそらく島では小麦を育てられないので輸入しているとは思いますが、現地でちゃんと焼いていて、朝にはいい香りの漂う立派なパン屋さんでした。水分量が多くモチモチした食感がたまらなかったです。パンの種類もたくさんあったのですが、帰国前日にパン屋さんの存在を知ったため、あまり食べることができなかったのが心残りです。


ーーツバルへ行くきっかけになったテレビでみた男の子には会えたましたか?また実際に温暖化の影響に関してはどう感じましたか?

Shunta:その男の子には実際に会うことも謝ることもできませんでした。現地の人たちにも島が沈んでしまうことに関して聞いてみたのですが、やはり雨季の季節には普段住んでいる場所も海になってしまうとのことでした。しかし、それに対して村の人たちは”その時期は普通に道を泳いでいるよ”と笑って話していました。テレビの映像からかわいそうだと思っていましたが、実際に現地の人たちと話してみると意外と気にしていないことを知ることができました。


ーーメディアの情報と現地の状況にはギャップがあることはありますよね。

Shunta:そうですね、だからこそ自分の目で見ることが重要だと思います。どちらにせよ、ツバルの存在をしれたことで素晴らしい人生体験となりました。



旅人プロフィール

Shunta

東京都出身。海外未経験のまま外国語大学に入学し、コンプレックスからシンガポールへ一人旅に。その後はアジアやヨーロッパなどバックパック旅行を繰り返すように。卒業後はベンチャー企業に就職し現在はアウトドア事業を行う会社を立ち上げた。  

私にとって旅とは

“自分を成長させてくれるもの”

 

旅に出るたびに自分が少し強くなる実感があります。日本では気づくとどんどん身の回りのものが増えていきますが、最小限の荷物で人の目を気にせずに自分と向き合える時間は意識的に作らないと確保することは難しいと思います。「前の旅よりもっと冒険してみよう」その繰り返しで自分を成長させていくことができるのが旅の醍醐味です。

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