【旅ブログ】キューバ|Daiki

【旅ブログ】キューバ|Daiki

旅の動機

 

キューバという自分の中では全く未知の国への旅。なぜキューバを選んだのか、それは何となくNYから近かったからという理由に過ぎなかった(当時僕はNYに滞在していた)。

Episode.1

社会主義ということ

 

ーー社会主義国はどのような印象を受けましたか。

Daiki:行く前の社会主義のイメージは、全ての人に仕事があり、決められた給料はもらっているが、逆にいうと自由などは全くないのかなというものでした。現地に行ってまず知ったことは自営業などは認められているということで、それには驚きましたね。


ーー人々は幸せそうでしたか。 

Daiki: 私の印象はとにかくお金に飢えているというものでしたね。スーパーにも物があまりなく、外国人観光客からどうにかしてお金を得ることができないかということを実際に感じることも多くありました。キューバには現地人が使うお金と外国人が使うお金が分けられているんです。僕も実際に最初は優しくされたのに、最後には恐怖を感じるくらいチップも求められたこともありました。そんな経験すると社会主義国で生きる人々に対して、かわいそうだなとか、少し複雑な心境になりました。


Episode.2

人生最高のダンス

 

ーーキューバは音楽とダンスのイメージですね!

Daiki:はい、僕が行ったときに『Fiesta de CDR』という、恐らく感謝祭のようなものがありました。街の各通りに隣人達で集まり、スープを作ったり、音楽を流して、サルサとルンバを踊るみたいな聞くだけでわくわくするような日ですね笑


ーーご近所みんな友達みたいなわけですね、最近の日本じゃ考えられないですね笑

Daiki:おばちゃん、おじちゃん、子供達が、音に合わせて無邪気に本当に楽しそうに踊ってるんですよ。この日だけは初日に感じた若干どんよりした印象は全く感じられなかったです。本当に音を楽しんでいるこの時間だけは、いろんな事情があるであろう国の事やお金の事は考えずに、ただ音と踊りを楽しむ、そして酒を飲むという、今まで味わったことのない、まるで異世界でしたね!


ーー想像するだけで楽しそうです!

Daiki:僕は大学時代にかじる程度にダンスをやっていたんですけどちゃんと踊るのなんか何年ぶりだろうかと思いつつも、もう参加したい欲には勝てずにどんなルールがあるのかもわからなかったんですが、とりあえずおばちゃんの横についてステップをまねてみたんですよ。踊る前は、変な日本人がいるみたいな目で見られてたのに、踊り始めてると、皆が笑顔になって話かけて来てくれました。


ーーもう早速ご近所さんの仲間入りできたんですね

Daiki:そう、いま覚えばすごい簡単で、『Hola!!』と声をかけてみたらクシャッとした笑顔になり、元気よく返事してくれて、話もしてくれる。日本で外国人が「こんにちわ」って日本語で話しかけてくれたら嬉しいのと一緒な感じですかね笑。


ーー挨拶って1番簡単なコミュニケーションですけど、できてないこと多いですよね。

Daiki:挨拶する事はとても大切な事であると改めれ感じることもできたし、挨拶がもたらしてくれた最高な時間と最高のダンスでした!

 

Episode.3

5円玉ネックレス

 

ーー他にはどんな体験ができましたか。

Daiki:キューバの首都ハバナにアルマス広場という少し拓けた広場があって、ちょっとした公園と、その公園に面して多くのアンティークとか古本の露店が並んでいて、そこでアンティークを売る一人の青年に出会いました。彼は僕と同じくらいの歳の青年で、話をしていくうちに彼は日本のアニメと漫画が好きで、日本に興味があるという日本好きな青年だったんですよ。なんか嬉しくなってその日はブレスレットを買いました。


ーーそれわかります!すごく嬉しくなりますよね!

Daiki:なんか、自分のことを好きって言ってくれてるみたいな勘違いしますよね笑。それで数日後、広場の近くでタクシーを拾おうと思っていると、彼はその日も同じ場所いて、僕のことを覚えていてくれたので、少しだけ会話をし「タクシーでこの街まで行こうと思うんだけど、、、」と僕が言うと、タクシーが停車する場所まで一緒に送ってくれました。さらに数日後、せっかく出会った彼ともっと話したいという気持ちが抑えられず、彼の仕事終わりの時間を狙って広場に行きました。


ーーなんか、片思いの恋してるみたいですね笑

Daiki:全く知らない国での出会いが本当うれしかったんですよ!日本のアニメはすごいと改めて思いました笑。それで、彼を食事に誘ったら、彼が「ご飯ではなく、ハバナが一望できる、要塞へ行くこう!僕の好きな場所なんだ!」と言い、一緒にその要塞へ行くことになりました。彼は嬉しそうに、要塞のことや、この街のことを案内してくれて、今まで見てきたキューバ人はここでチップを要求してきたんですが、彼は逆にチェゲバラが印刷されている、キューバ人のための通貨を僕にくれました。給料が決して高いわけでない彼にとって大切な紙幣のはずなのに、そんな貴重なお金を、ちょっと数日前に知り合ったばかりの僕にタダでくれた。本当に感動しました。


ーーそれは感動しますね。

Daiki:はい。いろんな話をしたんですが、彼の夢は”海外へ行ってみること”そしていつか”日本へ行くこと”ということでした。キューバ人は政府の許可なく海外へ行くことが許されていなくて、仮に海外へ行くことができたとしても、キューバ人の平均月収、物価からすると、海外への渡航費用、滞在費用を捻出するには、彼らにとってはかなり厳しいのが現実です。彼を日本に連れて行くことはできないけど、何かできないかと考え、僕は持っていた日本の五円玉を自分が首にしていたアンティークのチェーンに通し、彼にプレゼントしました。僕にできたのは、それくらいであったけど彼の夢である日本を訪れると言う夢が叶うのを願って、そして、彼が僕に出会ったという思い出を何か形にできればと思い五円玉がアンティークのネックレスとなった物を彼に渡しました。   

ーーきっと彼にとっても宝物になるでしょうね。


旅人プロフィール

Daiki

 フリーランスフォトグラファー。旅人。スペイン巡礼路であるCamino de Santiagoフランス人の道を約900km歩き写真集「Camino de Santiago」を2017年に出版。

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私にとって旅とは

“旅行では得られない体験”

 

僕にとっての旅って、ツアーなどで行く旅行からは最初に省かれる無駄なことだけをする旅なんです。ただ街を歩ったり、同じ場所を訪れたり、でも無駄なことから得れる経験を僕は大事にしたい、だからこれからも旅をし続けたいです。

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