捨てられた動物たちの命を繋ぐ
FREV基金
このプロジェクトのきっかけとなったViviの活動拠点であるカフェの名前から「FREV基金」と名付け活動しています。
動物のいるカフェ
上海の街を散策している途中、休憩しようと近くのカフェに入ると、そこには子犬や子猫が何匹もいた。店長らしき人が客も少なかったからか、動物たちと戯れていた。話しかけてみると、その人はこのカフェのオーナーで、名前はViviと私に自己紹介した。始めはたわいもない話をしていたが、私がViviの生まれやこのカフェを始めた経緯などを聞いていると、このカフェにいる動物たちのことについて語り始めた。
きっかけは、ひとつのニュース
Vivi:ある日、友達がSNSでシェアしたニュースのなかに、約300匹の犬と猫が路上に捨てられたというものを発見しました。中国では捨て犬や捨て猫を集め、数匹を箱に詰めて一箱いくら、という形で売買する業者がいるのですが、箱の中に感染症を患った子がおり、売り物にならないことを知った運送ドライバーが運んでいた約300匹すべてを路上に捨てたとのことでした。そのニュースを知ったとき、いてもたってもいられず警察に電話し、2匹の猫を引き取り、病院に連れて行った後、自分で保護することに決めました。
カフェをオープン
Vivi:元々音楽関係の仕事をしていたのですが、猫を保護することにした後、カフェをオープンすることに決めました。カフェをオープンしたのは、動物たちが生活できる環境をつくる、またペットフードや病院代などのお金を稼ぐためでもあると同時に、お店を訪れる人にも動物のこういった実態を知ってもらえる機会がつくれるのではないかと思ったからです。お金もなかったですが、自分で壁を塗ったり、周りの人の協力もありなんとかオープンすることができました。
自分にできることをやる
カフェをオープンしてからも、行き場を失った犬や猫の保護は続け、いまでは合計7匹を飼っているとのこと。ただ、経済的にも環境的にもこれ以上は現状増やせないが、できる限り活動は継続していきたい。自分にできることは限られているが、何も行動を起こさなければ何も変わらない。まずは、目の前の小さな命をひとつひとつ救っていきたいと語っていました。
支援内容
FREVが行う動物保護活動に対して、動物たちの診療代、フード代などの購入費用を直接支援します。