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高すぎる品質要求が生み出す繊維ゴミ

繊維ごみ

中国で出会った工場長の悩み

 

私たちはバックパックに使用する生地を探すため、中国でいくつかの繊維工場を見て回りました。ある日訪れた繊維工場の社長・銭(チエン)さんは私たちをランチへと誘ってくれました。地元で有名な牛肉のしゃぶしゃぶを御馳走してくれた銭さんは、食事をしながら申し訳なさげに私たちに次のようなことを言いました。

 

”日本人の品質要求は世界で最も高い。他の国では不良とならない小さな傷も、日本人には許されない。日本企業はその日本人の高い品質要求に答えるために、不良品が出ることを想定して多めに生地を発注する。そして、それらの多くが結局使われずに廃棄されている。私たちもできる限りいいものを作りたいが、機械を使うとどうしても一定数、傷がついたものが出てしまう。私たちは売る側だから、不良品だと言われたらその分はこちら側が負担しなくてはならないので、日本企業との取引は儲けが少ない。”

 

私たちはこの話を聞いて、私たち自身、物を買うときにそれがどのような過程を経て作られたのか考える想像力に欠けていたことに気づかされました。そして、もっと多くの日本人に、高い品質要求の裏にたくさんの廃棄されている生地があるという事実を知ってもらいたいと思いました。銭さんは、廃棄される予定だった生地を自ら引き取り工場で保管していました。私たちは、もっと多くの人に知ってもらいたいという思いと、廃棄される生地の量を減らすことで地球環境を守りたいという思いから、それらの生地を銭さんから買い取り、製品に取り入れることにしました。

We upcycle them, not recycle

私たちは、買い取った生地をどのように活かすのか考え、アップサイクルという方法を選びました。リサイクルはその過程で二酸化炭素を発生させるのに対し、アップサイクル は廃棄されるはずの素材をそのまま使用しながら価値を高めるという方法です。生地自体に小さな傷は残ったままですが、ほとんど目立たず使用においては何の問題もありません。

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